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ロンドンは今2012年のオリンピック開催国として立候補中で、7月6日に迫った最終決定に向けて最後の追い込みに入っています。他にはニューヨーク、モスクワ、パリ、マドリッドが候補地ですが、最近のオリンピック委員会の報告書から、実質的にロンドンとパリの一騎打ちになった模様です。


そのことでメアリーさんとドロシーさんが、またういろを食べながら、ちょっと訛りのある英語でお喋りしてます。5月18日の英国あれこれ「国会が始まりました」以来ですね。


「メアリーさん、やっとかめだなも。オリンピックのニュース聞きゃーした?」


「きんのうテレビでケンさとコーさが嬉しそうーに記者会見しとらっせるのは観たに、ドロシーさん。」


「リャーバルがようけおったに、なんだしゃん、ロンドンかパリのどっちかになるみたゃあだがね。 ニューヨークはオリンピックスタジアム周辺のことがようわかれせんのと各きゃーじょーへの交通機関がだちかんで、モスクワは宿泊設備と安全たゃーさくのこまきゃープランがえーころ加減、マドリッドはしにゃーのホテルが足りんであかんだげなよ。」


「そうきゃあ。・・・ほんでもよー、パリみたゃーなとこに負けてまったらどえらい悔しいだら~?」


「そらだちかん! 百年戦争いりゃああのニンニクくしゃーひとんたあはやらしいことばっかしっからかいて憎たらしいで、絶対負けたない!」


「ほんで、どっちになるだしゃんね~?」


「それだがね。パリの方がちびっとリードしたるだと。ロンドンは交通機関がわやだで。」


「でもよー、市長のケンさは、今めっちゃんこだもんで、かえってびっくりこいてまうほどモダンなシステムができるだで、これはプラスだぎゃーと言ってりゃーすに。」

「そーなるとええがねえ。椿姫さんも地下鉄がじっとこわけてまって往生こいとるみたいだで。」


「ほんだけどよ~、まんだどえりゃー先の話だで、まあ死んどるかもわからんに。年だで。」


「なに言っとりゃーすの。そんなことあらすか。メアリーさんはまんだわっきゃーで。」


「おたぎゃーうみゃーもん食べて長生きせなかんね。」


「そうしよみゃあ。 味噌カツはでらうま!! ハヤシもあるでよ~!!」



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オリンピックは7年後ですから、皆さん、今年は愛知万博に行って下さいね。


しかし、考えてみれば、名古屋はすっかりオリンピックをやるつもりになっていたのにソウルに取られたしまったので(1988年でしたっけ?)、今万博やってるわけですよね?



さて、上の彼女たちの会話が理解できない人はいないとは思いますが、念の為に標準語訳を付けときます。


「メアリーさん、お久し振り。オリンピックのニュースお聞きになった?」

「昨日テレビでケンさん(ロンドン市長のケン・リビングストン氏)とコーさん(オリンピック招聘委員長のセバスチャン・コー卿。中距離陸上競技で金メダルを取り、今は貴族院議員)が嬉しそうな顔で記者会見やっているのは見たわよ。」

「ライバルがたくさんいたのに、ロンドンかパリのどちらかになるみたいね。ニューヨークはオリンピックスタジアム周辺の環境が不安定なことと各会場への交通手段の不備が理由で、モスクワは安全対策と宿泊設備のプランの細かい点がいい加減だったから、マドリッドは市内にホテルが足りないという理由で駄目になったそうよ。」

「そうなの。・・・でもねえ、パリみたいなところに負けたら悔しいわよね。」

「そりゃだめよ!あのニンニク臭い人たちったら、百年戦争以来私たちに嫌なことばかりしてきたから、絶対に負けたくないわよね。」

「それで、どちらになるのかしらね?」

「それなのよ。パリの方が少しリードしてるそうよ。ロンドンは交通機関が滅茶苦茶だから。」

「でも市長のケンさんは、今が駄目だからこそ、これからびっくりするようなモダンなシステムができるわけで、これはプラスなんですよと仰っているわ。」

「そうなるといいわねえ。椿姫さん(このブログの管理者)も、地下鉄がよく故障して大変な思いをしているようだから。」

「だけどね、まだ随分先の話だから、もう死んでしまってるかもしれないわ。年だから。」

「なに言ってるのよ。そんなことないわよ、メアリーさんはまだ若いんだから。」

「お互い美味しいもの食べて長生きしなくちゃいけないわよね。」

「そうしましょう。味噌カツはすごくおいしいのよ。ハヤシもあるからね。」