kimono two girls  

(イメージ写真)


6月16日に友人のカルメンさんと着物でロイヤルオペラハウスに行きました。

私は会社を半日休んで彼女の家に着替えに。1週間前よりは多少スムーズに進み、1時間で着付け完了。何日も前からどの着物にしてどういう小物を合わせようか、二人のバランスも取らないとね、などど楽しく迷って、それだけで頭が一杯。やっと格好がついて彼女の運転でいざオペラハウスへ向かい出してしばらくしたら、カルメンさん曰く、


「ところで、今日のオペラは何なの?」

ヴェルディの名曲「リゴレット」ですが、それについてはまた後で。

今日は又舞台袖の観客からもよく見える席だし、休憩が2回あるので見せびらかす機会もたっぷり、ということで張り切って豪華な装いにしてみたざんすよ。

カルメンさんは白地に大きな青い花模様の訪問着にピンクに金銀の豪華な袋帯。私はごく薄いグレー地に梅の花が散った訪問着に鮮やかな緑に金色の亀甲模様の袋帯。日本のお正月の晴れ着姿ですね、これは。

もちろん注目されて、何人かが「very beatiful」と言ってくれましたわ、オホホ。

もう叶姉妹の気分ね。


隣に座った中年夫婦が「日本のどこから来たの?」と聞いてきたので、「ナゴヤだけど、今はここに住んでて、ハスバンドはイギリス人なの」と流暢に(彼らが期待したよりは)答えたら、ちょっとがっかりしたみたい。わざわざ遠い国から民族衣装を持ってやって来たんだと思ったんだろう。他の人たちもそう思ってるのなら、これからはそういうことにしちゃおうかしら。

ところで、今夜は他にも和服をお召しの方がいらしていて、少しだけ話す機会がありましたが、「やっぱり気分がちがいますものねえ」と仰ってました。その通り。でも肝心のオペラの下準備がおろそかになってはまずいですけどね。