7月18日(月)


今日のPromsはワーグナーのワルキューレ。5時スタートでしたが、BBC衛星放送では時間差で7時半から放映開始。残業のため最初からは見られなかったけど、ちょっとだけ見ようと思ったら、つい引き込まれてしまい、途中で一時娘にチャンネルを奪われたりもしましたが、見られる限りはヘッドフォンで聞き惚れました。


ロイヤルオペスハウスでは3回オペラ公演がありましたが、そのメンバーそのままで今日はロイヤル・アルバート・ホールでコンサート形式でやってくれたのです。ドミンゴはProms初登場。15日からはじまった今年のPromsの目玉コンサートの一つで、朝早くから長い行列ができたそうです。


コンサート形式というのは歌に集中できる分素晴らしいことも多いし、これは私はフルオペラで先週見ているので更によく理解できるわけで、楽しめました。まだオペラをやったばかりなので、そのノリでかなり芝居も入っていて、テレビのアップの表情で登場人物の感情が舞台よりも切々と伝わって来ました。

オペラ3回分の切符を持っていたのに、こんなことならもう1回くらい観に行けばよかったかしら? 

5時間以上なので1回で充分、肉体的苦痛も伴うしと思って他人に譲ったんですけど、ちょっと勿体ないような気もする。

でもやっぱり無理だったと思う。仕事が忙しくてそうしょっちゅう半日休みは取れなかったし、たとえ休みは取れたとしても、あの頃連日のように他のオペラに行ってたから、いくら理解してくれる家族でも呆れるわよね。

と思うことにしよう。


さあて、ワルキューレの記事書かなくちゃね。

でも、ワグナー初心者の私にとっては説明を書くのが難しいので実は困ってるんです。


♪   ♪   ♪   ♪   ♪


因みに、私がPromsに何度も行ってその感想をここに書くと期待している方がいらしたら、すみません、今年は一度も行きませんので、憤慨して下さい。


これまでに何度か行きましたが、好きではないです、私。


場所が大き過ぎててコンサート向けではないし、だから当然音も悪いし、歌はマイクロフォン使用。「安い値段で一流の演奏が聴ける」というのが謳い文句で、たしかにそれは本当だけど、それは舞台の前の立見席だけの話で、座席切符は決して安くないです。それにその安い席にしても、「早くから並んで待てる時間の余裕があり、背が高くて舞台が見え、しかも長時間トイレに行く必要のない大きな膀胱」という条件を満たす人だけが恩恵に預かることができるわけで、私は全部に外れてますからね。おまけに地下鉄の駅から結構遠いのでとても不便。


全部ラジオで生中継されるし、いくつかはテレビでもやるので、家で寝そべってビールでも飲みながら観るとしますかね、これは。