8月23日(火)


私ら家族は10数回も東京に来たことがあって、いつも目一杯観光してるので、行く場所とやる事を見つけるのが結構難しい。東京に住んでる人が行かないところにもたくさん行ってる。高い所から写真を撮るのが大好きなトーチャンのために東京タワーなんか何度行ったことか。


で、今日はどうしようか迷った結果、20年以上前に行って印象の良かった上野の国立博物館に。娘ははじめて。国宝や重要文化財など、日本の伝統的な芸術文化の真髄に触れてきましたわ。建物が大きくて立派な割には展示物の数がえらく少なくて、大英博物館やルーブルとは規模が全くちがうけど、英語の説明も充分付いていて、西洋人もたくさんいた。今回の日本でもっとも外人濃度が高い。愛知万博にはほとんどいなかったから。常設展示だけなら420円。静かで椅子もたくさんあり、ショップは品物豊富。お暇なら一度是非どうぞ。

トーチャンと娘は6時間いて全てじっくり見たらしいけど、私は途中でトンズラして一路原宿の古着屋さんへ。「壱の蔵」というアンティーク着物の有名な店で、お店は想像したよりずっと小さかったけど、さすが竹下通りという土地柄、奇抜な模様や不思議な雰囲気のものもあり、まっとうな名古屋のコメ兵とはまったくちがう品揃え。一緒に行った友人と品物についてのああだこうだ以外に世間話もしながらあっという間に2時間以上は過ぎた。

今の状態がものをいう古着の値段は色々で、6、7万円から数千円まで。なかには3百円の着物もあった。3百円よ!! 信じられないでしょ?私は着物にはあまり興味がなくて専ら帯に目がいくんだけど、8500円の紺地に派手な菊模様の名古屋帯がすごく気に入って、今回まだ他に何も買ってなかったら即飛びついていたけど、もう青い帯買っちゃったしなあ。そこそこ良い男がいたので結婚してしまったけど、もっと良い男が現われたようなもんよ。一人目の男に操を立てて、二人目は泣く泣く他の女に譲ることにしたけど。

でも折角行ったんだから記念にと、100円(千円ではありません、百円です)と450円のお古の帯締めを買った。これな嵩張らないからトーチャンにもばれないし、一応気も済んだ。

一緒に行った友人は、本人もお嬢さん方も背が高いので、丈の長い着物を見つけると誘惑にかられるわけで、一枚丁度良いサイズ(値段も)のが見つかってどうしようかとすごく迷ってた。彼女の小紋の着物と私の帯、結局両方理性で欲望を抑えて買わなかったけど、この先多分そういうのは化けて出るわけで、うーん、あれ買っときゃよかったかしらとちょっと後悔するかもね、しばらくは。

嗚呼、女の買物は迷いと決断と後悔がつきもの也。


さて、博物館で「本物」に接した後は正反対の「ニセモノ」を、というわけでもないけど、明日はディズニーシーへ。2年前に行ったことあるんだけどね。