8月27日(土)


常滑(とこなめ)は知多半島の真ん中にあり、今年2月に中部国際空港ができた陶器の街で、私が生まれ育ったところ。

今日明日は年に一度の焼きもの祭りなので朝から見物に。昔は陶器屋が数十件屋台でお茶碗売ってただけなのに、久し振りに行ってみたらものすごい大規模なイベントになっていてビックリ。大変な数の窯元や陶芸作家が品物を展示即売していて、信楽、有田、美濃焼きなども売っていて、ライバルの瀬戸焼きまであった。(常滑で瀬戸物と言っちゃあ駄目よ。あくまで「焼き物」だからね)。

会場は市営競艇場。入るのは40数年振りだけど、その広さに驚き。冷房で心地良いし、座るところもたくさんあり、今日は暑かったけど快適。

焼き物展示以外の行事もたくさんやっていて、私たちは舞台で邦楽演奏、警察ブラスバンド、マレーシア民族舞踊を見た。パトカーに無料で少し乗せてもらえるサービスもあったので参加。もちろん警察官の運転手付き。こんなチャンス無いもんね。あったら大変だけど。

何十年振りの知り合いにばったり会ったり、「この顔は子供のとき見たことあるなあ」と思う人が結構いて、皆一足飛びで中年になってしまって、妙な気持ち。

夜は花火大会。実は新空港に近すぎるので花火はやっちゃ駄目と言われてそうなのだが、市民の抗議で特別に許してもらったそうだ。何箇所かから眺められるので、近くで見ようと私たちは港へ。何百人かがお行儀よく地べたに座り、涼しい潮風の中で歓声を上げながら一時間、夏の終わりの風情を味わう。

空港をバックに飛行機の離着陸も見え、目の前の海面に花火も映って雰囲気は抜群。キッコロ(万博のキャラクター)の形をした花火もあり、二千発というのは花火大会としての規模はさほど大きくないかもしれないけど、とても近くで見られたし、今回2度目の花火を存分に堪能。(ディズニーシーでも花火あったけど、5分だけだったので勘定に入らない)


13日の東海市の花火見物で始まった私たちのホリディ、この花火が終わるともう後僅か。明後日の便でイギリスに帰国。新空港から飛ぶのが楽しみ。成田で乗り換えだけどね。