来週は娘の18歳の誕生日なので、記念写真を着物で撮ることにしました。


日本からの頂きものでロンドンの着物仲間の間を回っている振袖がちょうど私の手元にあるのでもちろんこれに決定。折角だから振袖に相応しい帯結びにできたらいいなと、着物初心者のお母さんは頑張って挑戦してみたのであります。


若い頃何度も母親に結んでもらった「ふくら雀」、本を見ながらはじめて自分でやってみました。、時代劇などでよく女中が結んでいる「立て矢」という結び方もできそうだったのでトライしました。


ウーン、両方ともなんとか結び方の構造はわかったけど、いまいち形がぴしっと決まらなくて、ゆるゆるダラダラ片ちんば・・。何度も結んだりほどいたりすること1時間半、ゲームマシンを持ってやりながら突っ立って洋服のまま練習台になってくれた娘が疲れたからもう嫌だと言ったので、本日の練習は終わり。


後姿の写真を撮るほど上手く結べる自信はなかったので、残念乍ら今回は諦めました。また何度か娘の胴体を借りて練習して(トーチャンじゃあ太過ぎるもんなあ)、お正月までにはなんとかサマになるようにしてみたいものです。


というわけで前だけ取り繕って撮った写真です。折角なので二種類の帯で撮っておきました。帯は両方とも私の娘時代のもの。市松模様のは子供の頃から一番よく使った想い出一杯の帯。写真ではよく見えませんが、帯揚は鮮やかな黄緑。


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着物は薄緑色の綸子で、細かい地模様と刺繍が見事な地味派手着物。すっきりしていて品がよいので、私でも着れるかしらと大胆なことを実は思ってるんです。


帯一式出したついでに、自分の帯結びも新しいスタイルを開拓しようと、見本を見ながら「お太鼓バリエーション」をトライしてみました。前で結んで回すことしかできないので結び方は限られるのですが、折角袋帯をいくつか持っているのだから、変化を楽しまなくちゃね。オペラハウスで見てくれる人の中には「あら、今日はsashの結び方がちょっとちがうわ」と気付いてくれる人もいるかもしれないし。


というわけで、三連休の真ん中の今日は着物で明け暮れた土曜日でした。


ところで、背景はもみじの木なのですが、今年は大した紅葉になりそうもないですね。夏が暑かった年は結構赤くなる年もあるんですが、今年は普通の涼しさだったから。