石油貯蔵所の爆発のニュースはご存知でしょうが、20キロ離れた我が家でも聞こえました。今朝6時、眠っている私たちを起こすのに充分な爆音でした。


ちょっと離れたところの雷かと思ったのですが、霧は出てるけど、嵐などは考えられないな静かな朝。一応家の安全を確認してまたベッドに戻り、テロかもしれないと思ってぞっとしました。クリスマス前は一番危険な時期ですから、またどこかで爆弾が、と心配しました。


今のところテロではなく事故だとの見方が強くてある意味ほっとしましたが、午後4時過ぎ日が暮れる直前にはまだ黒い煙が遠くの空に広がっているのがうちからも見え、半日経ってもまだ火の手が上がっているそうです。日曜の明方ということでもあり、死者が出なかったのは奇跡でした。


トーチャンの友達はその近くに住んでいるし、もう一人の友人のオフィスはその貯蔵所のすぐ隣なので、彼らはさぞびっくりしたことでしょう。


うちの近所でも早速ガソリンスタンドでガソリン不足を心配する人たちが行列を作っていました。これは飛行機用の燃料で自動車用とはちがうのに。しかし、考えたことなかったけど、飛行機の燃料は車ではなくてパイプラインで運ばれるんですね。そう言えば、飛行場の近くで燃料輸送車を見たことはないですもんね。

oil depot 3 oil depot 2

ヘメルへムステッドの町と黒煙



しかし、今日の事件で、前にも一度爆発音で起こされたことがあったと思い出しました。かれこれ20年前でしょうか、我が家から数キロのStaples Cornerという場所で大きな爆発があったのです。IRAのテロ爆弾でした。それまでロンドン都心ではよく爆弾騒ぎがあり、いつも怖かったですが、郊外が狙われるとは思ってなかったので、とても驚きました。


IRAは週末のオフィス街とかを狙ったり、警察との間に事前通告のシステムもあって、物は破壊しても人はなるべく殺さないようにという配慮もありましたが、今のイスラムテロは本当に怖いです。