日本の盆正月同様、イギリスのクリスマスは普段離れている家族が一緒に過ごすのが正統的な過ごし方とされていて、その範たるべき王室は(最近は離婚や不倫という悪い例が多いですが)当然そうしてます。


しかし、昨日の夕刊トップ記事はThe Royals' Christmas Revolution(王室のクリスマス革命)。えっ、なんなのよ?と思ったら、まさにクリスマスの過ごし方のことで、来年からは大幅に変更になるんだそうです。


数ある王室所有のお城やお屋敷 の中で、長い間クリスマスはSandringham Houseで静かに過ごすと言うのが伝統で、女王ご夫妻はここで1ケ月以上滞在なさっているのです。他のメンバーは大陸にスキー旅行に行く人が多くここには短い間しかいませんが、それでもクリスマスディは1862年から王室所有となっているこのお屋敷にほとんどのメンバーが集まることになっています。


Sandringham House ノーフォーク州にあるSandringham House

故ダイアナ妃 はこの近くで生まれ、王室のお隣さんのお嬢様だったのです


しかし、ノーフォークにあるこの屋敷はロンドンから遠いし周辺に何もないので若い人には極めて退屈。夏は一般公開しているので、トーチャンの実家の近くでもあり、行ったことありますが、屋敷自体も全てが重厚で古めかしくて暗い雰囲気です。

だから来年からは代りにロンドン郊外のウィンザー城で集まることになるらしいとのこと。伝統を重んじる女王陛下がお望みなのではなく、チャールズ皇太子が反乱を起こした結果だろうと言われています。すでに、去年まで皇太子は年明けまでここにいたものを今年は早々に引き上げて新妻カミラと水入らずで別の所に行く予定のようです。

きっとカミラが「ねえ、ワタシお姑と長い間一緒にいるのなんて嫌よ~ん!」と甘くすねてみせたんでしょう。

ン?そういやあ私も同じことよく言ってたような・・。 


ウィリアム王子とハリー王子はクリスマス後スキーに行くのですが、ウィリアムはガールフレンドのケイト 同伴だそうです。この二人もう早く結婚して跡継ぎ生んで欲しいものです。テロリストに殺される前に。なんて不吉なこと言っちゃいけないですね、クリスマスなのに。


Xmas card 今年のチャールズ皇太子のクリスマスカード。

我が家には届きませんが。



ロイヤルファミリーは、皆に好かれたおばあちゃんエリザベス皇太后が亡くなってから色んなことが変わったそうです。我が家は上流階級ではないので伝統には拘らないですが、ジーチャンが生きているうちは今のスタイルでクリスマスを過ごすことになるでしょう。

日本の年末年始も恋しいので、いつか行きたいですけどね。