2005年は33回オペラを観にいきました(複数回みたものもあるので作品数は23)。

その中で以下が私のベスト10です。

作品としてのオペラとしての好き嫌いではなく、あくまでもパフォーマンスが判断基準です。



1位仮面舞踏会 by Verdi (4月ROH)

なんといっても一番のご贔屓テノールのMアルバレスが出てるので3回も行ってしまった! Tハンプソンも今まででベスト。ブログをはじめるキッカケにもなった舞台。


2位イタリアのトルコ人 by Rossini (6月ROH)

チェチリア・バルトリの息を飲むような驚異的なコロラチューラは圧倒的。他の歌手たちの歌もコミカル芝居も上手で2回行きました


3位
愛の妙薬
 
by Donizetti (7月Holland Park)

お目当てのJudith Howarthも期待通りよかったけど、無名のテノールのショーン・ルアンがめっけもん。公園内の半野外劇場も雰囲気抜群。


4位セヴィリアの理髪師  by Rossini (12月ROH) 

楽しみにしてたご贔屓テノールのトビー・スペンスがROHで初めての主役。彼も充分よかったけど、肝心のロジーナ役Jディドナートが小気味よかった

5位チェネントラ(シンデレラ)
 by Rossini (11月グランンドボーンのノリッチ公演)

ローッシーニはやっぱり大好き。リアルな舞台がかえって印象的。ROHでは脇役kで地味なイギリス人メゾ・ソプラノのクリスティーナ・ライスが素晴らしかった。

6位ビリー・バッド
by Britten (12月ENO) 

男ばかりの暗いストーリーで美しいアリアもないが、サイモン・キーンリーサイド、ジョン・トムリンソン、ティモシー・ロビンソンというENOにしてはすごい豪華顔ぶれで、期待通りの歌と演技。

7位ラ・ボエーム
by Puccini (6月ROH)

聞き飽きたラ・ボエームだけど、ゲオルギューとヴィリャゾンに泣かされました。


8位ワルキューレ by Wagner (7月 ROH)

ドミンゴは見直した。Wマイヤーは細い体ですごいエネルギー。ヴォータンはBターフェルでなくてJトムリンソンで聞きたかったけど。


9位リゴレット by Verdi (7月ROH)

ホロストフスキーが無理矢理メークで醜いせむし男に変身したのは今年の演技賞。Rヴィリャゾンは芝居上手だし、今回の拾い物はジルダのEシウリーナ。6月のネトレプコよりこの役にはピッタリ。


10位西部の娘 by Puccini (9月ROH)

ホセ・クーラが西部劇のならず者にどんぴしゃで、この初めて生で観るプッチーニのオペラを生き生きと感じさせてくれた。