母がお伊勢さんに行きたいと言うので、中部新空港から鳥羽へのフェリー路線もできたことだし、2月13日、14日で二人で一泊温泉旅行しました。ラッキーにもお天気は最高で、3月下旬並みの暖かさでピカピカの晴れ。


閑古鳥フェリー

空港島から鳥羽への伊勢湾フェリー、一年前に始まった当時は人気があったらしいですが、今では一日一往復しか運行されず、それもがらがら。折角新しくて快適なボートなのに昨日の便には車が5台、乗客は20人くらいだけで、お先真っ暗。常滑から1時間40分で一人片道1,700円。便利で安いから、いつか家族を連れていってあげようと思ってるけど、これじゃあ次に来たときはもうないかも。


もうすぐ四日市との間に高速船運行が一日10往復もスタートするそうで、それは僅か35分だそうですから、そっちの方が便利そうです。


温泉旅館

鳥羽に着いてから観光案内所で紹介してもらいました。「一人3万円まででお風呂がたくさんある旅館。できればインターネットができるところ」というのが条件でしたが、インターネットに関しては「そんなものは鳥羽にはひとつもありません」と言われてしまい、パソコン依存症の私はまあたまにはそれ無しで過ごすのもよかろうと、お風呂中心で選んでもらいました。

「戸田家 嬉春亭」という大きな旅館は、皇族もお泊りになるという鳥羽では一番良い旅館のひとつのようで、設えはなかなか豪華な典型的団体様御用達高級旅館。女将さんはエッセー本も出してるようで(たしか「おかみさん」とか「おかみはん」とかいう題名)、女将さんグッズまで売ってました。


夕方割引もあったようで、料金は僅か1万8千円。その値段にしては悪くないですが、お勧めかというとちょっと・・。お目当てのお風呂には失望で、ぬるめのお湯だったし、露天風呂もいまいち情緒不足。無料貸切露天風呂の数はあるけど、とても狭くて窮屈。私はそれでも一人でせっせと体がふやけるまでお風呂のはしごをしました。温泉なんて滅多に行けないからつい無理して頑張っちゃうんですよね。母はマッサージしてもらって寝てばかりいましたが。


部屋で頂いた食事も、作ってから時間が経ったのがわかる程乾いていて、なかなか次のコースが来ないし、今までのそこそこの値段の温泉旅館料理の中では最悪かも。団体客でとても混んでたので仕方ないのでしょうか?


パソコンはないと言われたのですが、実は有料インターネットがあり、でもなぜかこのブログのコメントはできませんでした。


でも、9階の部屋からの眺めは素晴らしくて、英虞湾に小さな島が散らばって、昨日の夕陽、今朝の朝焼けが美しく映えました。


観光

母も私も鳥羽には何度か行った事があるので、真珠島とか水族館という鳥羽の売り物は今回は無視。イルカ島とか安土城を再建した戦国村やスペイン村というテーマパークもありますが、今回は泊まった翌日に伊勢神宮だけ行きました。もちろんお伊勢さんにも何度か行ったことあるのですが、母は行けるうちにもう一度行きたかったそうです。玉砂利をかなり歩くので、たしかにあまり年を取ると無理でしょう。

母は80歳の割りには元気で、しかもとても若く見えるので、すぐ死ぬようには見えないのですが、年は年、これが最後という覚悟だったようです。新婚旅行も伊勢神宮だったそうで、昔の様子をよく覚えてました。


誰でも行く内宮の他、外宮にもお参り。20年ごとに本宮を建て直すのですが、次回は平成25年で通算62回目。すでにそれに向けての儀式が始まっているようです。


内宮の隣に10年ちょっと前に新しくできた「おかげ横丁」というレトロな商店街をぶらぶら歩いて、私は名物の伊勢うどんか松阪牛の牛丼を食べたかったけど、母の強引な決定でウナギに。


ほんとに年寄りってわがままで、一緒にいると疲れます。帰りは陸路。


でもこれで気苦労イベントは終わり、明日からは気楽に遊びまくるぞ~!

まずは映画といきましょう。