実用的な商品で知られるイギリスの大手衣料店(食べ物とかも売ってますが)Marks & Spencer、しばらく低迷していましたが、最近売り上げが改善し、特に今回グーンと伸びたそうです。


好成績の理由の一つに挙げられているのが広告に起用された元祖スーパーモデルのTwiggy。56歳の彼女はごく普通のカーディガンなど、もろに野暮ったいおばさんファッションで出ているのですが、それを見て「アラ、素敵!私だって同じ年だで買おみゃーか」と思うおばさん達が我も我もとM&Sに走るのでしょうか?


twiggy 1     twiggy 2

  今のツイギー                  60年代のツイギ-



ま、ツイギーが着ればそりゃ何でも素敵に見えますわな。56歳でもうっとり見とれるほどまだ美しい彼女は、歌も踊りもできるものの、家庭生活を大切にして、芸能活動をそんなに活発にやっているわけではないですが、決して「あの人は今・・?」カテゴリーには落ちぶれず、コンスタントにマスコミに登場しています。


我が家から地下鉄2つ離れた労働者階級地域で生まれ育った庶民的なツイギー、過去の名声にすがりつくことなく、時代を超えていつも「今、素敵の女性」として共感を得ているのはすごいことで、十代だった1960年から今まで雑誌の表紙を飾り続けた彼女の変遷が http://www.twiggylawson.co.uk/covergirl.html で見られますが、その中で私が気に入ったそれぞれの年代らしい表紙を並べてみますね。

twiggy 1967   twiggy 1972   twiggy 1980



       twiggy 1991               twiggy 2001

(↑ 今のご主人は中堅俳優のリー・ローソン)



ところで、検索していたら意外な発見したのですが、日本で今彼女が人気なのですか? 最近来日して彼女ブランドの服を売り出すとか、Lindaという雑誌の表紙は毎月彼女だったり(そんな雑誌は聞いたこともないですが)。へえーっ!


もしかして、日本では60年代のファッションが復活しそうな気配なのですか?日本での彼女の人気は、イギリスとちがい、60年代と関係ありそうに見えるのですが。

しかし、彼女に目をつけるとはさすが。若者世代には斬新に見える60年代ファッションの象徴だし、団塊世代の女性には今でもこんな綺麗な彼女は勇気を与えてくれるツイギー。


M&Sのニュースを聞いて、ツイギーはここでは今でも人気なんですよ、という記事にするつもりだけだったのに、日本と60年代に繋がってしまいました。



1960年代・・。

後半は私の青春時代の始まりなので、そりゃあ山程思い出があるし、涙がでるくらい懐かしくて、そしてたまらなく愛しい数年間。

西洋ポップ音楽に狂っていた私にとってはロンドンは憧れだったけどまさか住むことになっておまけにイギリス人と結婚するなんて夢にも思えない時代でした。嗚呼、全て懐かしい・・。


と、ついおセンチになってしまったものの、これ以上突っ込む時間はないので、ここで今日は残念ながらチョキンですが、今日から字の大きさが簡単に変えられるようになったのでちょっと大きくしてみました。いかがでしょうか? 私と同年代の方は助かるでしょ? 書いてる私も楽チンチン。