日本の皆様は夜中に起きてW杯ご覧になったことでしょう。お疲れ様でした。
こちらは夜8時スタートという理想的な時間帯で、今日で試験が終わってリラックスの娘と一緒に私も家でゆっくりテレビ観戦。今これ書きながら観てるんですけどね。
イングランドはグループ首位で決勝トーナメント進出を決めて勿論大フィーバーしていますが、それとは別におハイソな人たちの大事な社交イベントであるロイヤル・アスコット競馬が5日間行われています。
映画「マイ・フェア・レディ」の中でAヘップバーン扮する下層階級出身のイライザが上品なレディになるべく訓練されてまず試しに行ったところがアスコット競馬場。白と黒のリボンの大きな帽子が素敵だったでしょう?
そう、アスコットと言えばご婦人方の派手な帽子がまず浮かびます。会員エリアに入る人は毎日、男性は燕尾服、女性は帽子というお上品ないでたちですが、特に3日目のLadies Dayは女性がここぞとばかり人目を引くドレスと帽子を競うのです。庶民の私は無論ご招待されたことはなく、大多数の人はごく普通の帽子なのか、それともマスコミに出てくるヘンテコリンな帽子の人が多いのかはわかりませんが。
このRoyal Ascot、なんと始まったのは1711年で、3百年近くやっているんです。今年は特に、2億ポンドを掛けた新しいスタジアムが完成して「おぉ~っ!美しいではないか」と話題になってます。
あ、W杯の試合が終わりました! 日本敗退、残念でしたね。
代りに、皆さんこれからはイングランドの応援して下さいね~! 怪我人が多くて不安ですけど。
では、気分直しにLadies Dayのお帽子でもご覧下さいまし。
もちろん馬の大好きなロイヤルファミリーもおいでになられます。
仕事熱心な女王様の唯一の楽しみは競馬とのこと、いつもはまじめなお顔つきの女王様が唯一生き生きと喜怒哀楽の表情をお見せになるのは競馬に興じるときなのです。
馬術がお特異なアン王女はオリンピックにも出場しました。
シルクハットの二人の男、どっちにしようかな~?
サンドイッチ・ハットの向こうに見えるのが新スタジアム。 そうでした、ファッションばかりが話題になるけど、馬もいたんだっけ。
収納の問題がない大きなお屋敷にお住まいの方にしか選べないデザインですこと。どえらい大きな箱が要るじゃんね。
マダム・バタフライなお二人。右の人、ルネ・マグリットの絵みたいにシュール・・。
な、なんのデザインなんでしょうか・・?
イングランドが敗退してたらちがった帽子にしなくちゃならなかったね~