11月4日は娘の誕生日。快晴の秋の日、着物で記念写真を撮りました。


去年は振袖 でしたが、今年はおばあちゃん(私の母)の若いときの着物で、白と藤色の縞柄の御召(おめし)。母の娘時代のよそゆきで用でしょうが、袂(たもと)が長いので、粋な感じにはなれず、レトロな娘風で、私が着るにはちょっと中途半端かな、と。


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この着物、しつけ糸が付いてたし、使用した形跡もないのです。作ったものの着ないうちに戦争になってしまったのでしょうか? 戦争が終わるまで何年間は華美は禁止されれたですものね。それを60年以上経って、遠い異国で孫娘(しかも日本人じゃない)が着るなんて母も思ってもみなかったでしょう。


でも、サイズの問題があるので、腕はにょきっと出るし、おはしょりはほとんどできないし、着付けは難しかったですよぉ。




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              黒い帯は、棗の柄で、古着屋で買ったもの



シャイで物静かで万事な控え目な性格なので(トーチャン似ですね、どう考えても)、大人になったら果たしてこの厳しい世の中で生き延びていけるのだろうかと心配ですが、小さい頃から他人のことをまず考える心の優しい子で、一度も親を困らせずに順調に育ってくれた娘に感謝です。


今年の6月にAレベル試験が終わって、アート関係に進むことは決心したものの、まだ分野も進路が決まっておらず、この9月から一年間アートの基礎コースに通い、色々な分野を少しづつ習って、毎日一生懸命あれこれ描いたり工夫して作ったりして、楽しそうな毎日です。こういう子は手に職を付けるのが一番でしょうし、手先は器用なので、何か一生掛けてできて経済的にも自立できることを見つけて欲しいものです。


実は私は不妊治療を何年も受けたりして、もう子供は諦めたときに奇跡的にできた大切な大切な一人娘。

IT関連ののんびりサラリーマンだったトーチャンが子育ても教育もほとんどやってくれて、私は母親らしいことは何もしていないのですが、この子がいなかったら私たち夫婦の人生、淋しいものだったでしょう。


お父さんと大の仲良しで、週末に私がブログを書いている間によく二人であちこち出掛けていきます。ずっと親と一緒に暮らしたいと言ってて、大学を選ぶのも「家から通える」のが絶対条件だそうです。折角世界中どこに行ってもいいよと私は言ってるのにね。というか、「出てっちゃいかん。家にいなさい」と言うと出たくなるものなんでしょうね。・・・私が良い例。


でも、うちの娘は家にいたけりゃいつまでもいていいし、どっか行きたきゃ行けばいいし、どこにいても幸せなら、と本当に思ってます。そのためには先立つモノが要るわけで、カーチャンはもう暫く頑張らないとね、エーンヤコラ!


お金のことですが、今まで娘はずっと公立学校に通っているので教育費ゼロ。お稽古事も何もしてなくて、着るものも機能一点張りでお洒落心もなく、今通ってるアート・カレッジもまだ無料と、ほーんとに安上がりな子なんです。



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