あとで肉付けして写真も追加しますが、忘れないうちに関西の備忘録をざっと書いておきます。



<11月20日(月)> 

芦屋の有名フレンチレストラン「ベリーニ」で、ネットで知り合った真美さん、楓さん、バリ平さん、さざえさんとランチ。日本で食べる繊細なフランス料理、とくに今日のメインはアンコウとゴボウを使った料理でかなり日本的。手の込んだフルコースが2、800円だなんて、ロンドンでは信じられな~い!


この日は、友禅作家のさざえさんがバリ平さんのために描かれた帯のご披露で、上品なグレー地に扇柄の古典的な帯がとても素敵でした。オリジナルの帯はまさに芸術作品です。


午後は芦屋の人気皮製品のお店と古着屋さんを覗いた後、喫茶店でお喋り。皆さんに薦められて、椿柄の名古屋帯を買ってしまいました。日本では絶対着られないすごい地色なんだから・・・ 


その後一人で神戸元町の古着屋さんに行き、洗える着物を買いました。一日目から着物と帯買うなんて(帯揚げ数本も・・)すごいペースで先が思いやられます。安物ばかりなので金銭面では問題なしですが(ほんとにあっと驚くようなお値段だったものもあり)、スーツケースに入るかしらん?


<11月日21日(火)>

二条城近くのホテルでネット友人のake様とランチでお喋り。暖かい最高のお天気に二人で着物オフ会です。バスで京都駅に移動して、ロウソクの形をした京都タワーの眺めも素晴らしい伊勢丹の喫茶店でお喋りの続き。着物ブログ界の中心的存在であるake様と二人でゆっくり親しくお話できるなんて光栄です。ake様とお会いするのはこれでなんと今年3回目。夏には私の家族にも会って頂いて、私の暮らしぶりに興味を持って下さるのは嬉しいこと。


夜は芦屋駅のビル内のレストランで友人と食事。友人は退社後急いで家で着物に着替えてきてくれました。赤い無地の紬が可愛いかった。


<11月22日(水)>

3日連続同じ着物というのもナンなので、着物3日目のこの日は前日に元町の古着屋で買った薄い藤色の無地を着てみました。


まずは又ネットオフ会。声楽家のあかね。さんとは初対面。着物を着た回数を競ったりしてるほどあかね。さんも着物好きで、今日は素晴らしいジュサブローの着物。風合のある紫色の地に耳の長いユーモアのあるウサギが描いてあるユニークな着物のあかね。さんはエキゾチックな美人で、国際結婚をしているという共通点もあるし、あかね。さんが出演したオペラの話など興味は尽きず。二人でさる草履屋さんに行き、生まれて初めて鼻緒を選んでお誂えをしました。散々迷った挙句、結局台とお揃いの鼻緒にしたので、なにも変哲のない草履にしか見えないでしょうが、やはり足元は大事です。履物が快適であれば、ずっと着物でいても全然つらくないですからね。


夜は会社の元上司と、彼に命令(?)されて私のブログをクリックして下っている同僚の女性お二人と一緒に大阪で夕食とドリンク。私をダシにしてお誘いになったんですね。でも、その気持ちわかります。とても素敵な方たちでしたもの。私もご一緒できて嬉しかったです。ロンドンから着た私だけが着物着てるというのも妙でしたが。


梅田の高層ホテルのレストランでしたが、多分反対側の方が夜景はきれいだったかもしれませんね。でもそこでの光りモノ不足を、同じホテルのバーで注文したカクテルで挽回。飲み物の液体が氷の中でキラキラ光り輝いていたのには皆びっくり! 最後には仕掛けがわかり、遠来の客だということで図々しく頂いてきちゃったので、ロンドンでも試してしましょう。

<11月23日(木)>

大阪らしいエンターテインメントと云えば、お笑いに決まりです。今回は前売券を手に入れて、やっと憧れのあの吉本(なんばグランド花月)に行くことができました! 指定席で4千円。立ち見も入れれば千人近くも入れるなかなかの大劇場。


出演者は、シャンプー・ハット、中川家剛・礼二、おかけんた・ゆうた(ここまでは私の知らない人たち)、チャンバラトリオ(トリオなのに7、8人出た)、西川のりお・上方よしお、中田カフス・ボタン、桂文珍。さすがにベテランは間の取り方が上手。その後の吉本新喜劇のナンセンス寸劇では辻本ナントカってのが面白かった。

しかし、さすが吉本、客席にたこ焼きを売りに来たんです。そうと知っていれば直前に慌ててたこ焼き食べる必要もなかったのに~・・

<11月24日(金)>

大阪のお笑い第二弾は、桂三枝の提唱で今年秋にオープンした寄席「天満天神 繁昌亭」。自由席で2千円。

漫才の多い吉本と比べるとこちらは落語中心で、客席約2百のこじんまりした寄席の雰囲気。


出演者は(知らない名前がほとんどでしたが)、森乃石松、桂しん吉(ハンサム)、林家染左、横木ジョージ&レミ(奇術)、笑福亭鶴二、桂春若、桂文鹿、大阪キッズ(漫才)、桂米左、笑福亭三喬。


ここでも出てくる順に上手になるのが明らか。話術は経験がものを言うというよりも上手下手でランクがシビアに決まってるのでしょう。


一番印象的だったのは奇術師の横木ジョージ。だって小泉純一郎にそっくりなんだもん。グレーのスーツ着て、気味悪いくらい似てた。奇術だけじゃなくて喋くりも飄々として味があってマジックなのに爆笑もの。



         ニコニコ ということで、ほぼ毎日好天で暖かい中、とても楽しく過ごせました ニコニコ