今更日記は続きます。少しスピードアップしないと、なかなか東京に行かれへんね。 (ほとんどの写真はクリックで拡大します)


<11月22日(水)> くもり 曇りで、ちょっぴりお湿り


3日連続同じ着物というのもつまらないし、お天気もちょっと怪しいので、着物3日目のこの日は前日に元町の古着屋で買った薄い藤色の無地を着てみました。
安物着物も帯締めでうんとグレードアップ



ご一緒したのはミクシーで知り合った関西在住の声楽家「あかね。さん」こと当重 茜さん

私とは着物を着た回数を競ったりもするお着物好きで、今日は素晴らしいジュサブローの着物をお召しでした。


ご覧の通りエキゾチックな美人の茜さんとは国際結婚という共通点もあるし、メゾソプラノの茜さんが出演なさったオペラの話など興味は尽きず、楽しいお喋りタイムはあっという間に過ぎました。



       

風合のある紫色の地に耳の長いユーモアのあるウサギが描かれたジュサブローの着物。ウサちゃん、パンツはいてます。


梅田でお豆腐三昧のランチを頂いた後、二人で春さんに紹介して頂いた難波近くの人草履屋さんに行きました。


草履のお誂えは初めてですが、前から欲しかった何にでも合って少々台の高めの草履を買いました。鼻緒は自由に選べるのですが、迷った挙句、結局台とお揃いの素材の鼻緒にしたので、なにも変哲のない草履にしか見えないでしょうが、鼻緒のすげ具合が自分の足に合った草履の効果は凄いですね、最初からぴったりして全然痛くないのです。おかげで、日本滞在中の着物生活が快適なものになり、たくさん歩き回ることができました。草履って、ハイヒールより絶対楽です。茜さんは濃い色の渋いお草履をお求めになりました。



           オフホワイトに赤金ラインのこれにしました
 


お酒

夜は、久し振りにお会いする会社の元上司と、彼に命令(?)されて私のブログをクリックして下っている同僚の女性お二人と一緒に大阪梅田のホテルで夕食とドリンク。きっと私をダシにしてお誘いになったんですね。でも、その気持ちわかります。とても素敵な方たちでしたもの。

ブログを読んでくださる方と初めてお会いするのは嬉しいもので、それに私は顔も載せてるので、「まあ、椿姫さんってもっと美人かと思ったのに・・」と失望されることもなく(ないと思う・・)、気も楽です。


しかし、「この中で海外に住んでる人は誰でしょう?」となれば、まさかただ一人着物姿の私がそうだとは思わないでしょうねえ。

これはここだけのことではなく、日本にいる間よく着物で電車にも乗ったのですが、他に着物の人はほとんどいない中で、そういうとき一体なんだと思われていたのかと想像すると、我ながら笑っちゃいます。まさか出勤途中のホステスさんと思う人はいなかったでしょうが・・(実はそう思われたいの。今は無理だけどいつかはそう見えるように頑張わ)。


(ホテルのバーで出てきた「光るカクテル」の正体については、別途ご紹介しますね)




<11月23日(木)> 


関西での着物仲間とのオフ会も終わり、着物一式は実家に宅急便。東京に行くまでしばらく洋服で過ごします。


さて、大阪らしいエンターテインメントと云えば、お笑いに決まりです。今回は前売券を手に入れて、やっと憧れのあの吉本(なんばグランド花月 )に行くことができました! 一階指定席で4千円。(前売り当日券とも4千円、2階は3千5百円だそうです。子供料金がないのが不思議だけど)。

立ち見も入れれば千人近くも入れるなかなかの大劇場が超満員。ゲラゲラ賑やかなのはいいけど、隣の若いネエチャンのうるさかったこと。笑い方にもマナーがあると思うんですけどね。何度か睨みつけたけど効き目なく、これが大阪風なのか?


出演者は、シャンプー・ハット、中川家剛・礼二、おかけんた・ゆうた(ここまでは私の知らない人たち)、チャンバラトリオ(トリオなのに7、8人出た)、西川のりお・上方よしお、中田カフス・ボタン、桂文珍。さすがにベテランは間の取り方が上手。その後の吉本新喜劇のナンセンス寸劇では辻本ナントカってのが面白かった。

しかし、さすが吉本、客席にたこ焼きを売りに来たんです。そうと知っていれば直前に慌ててたこ焼き食べる必要もなかったのに~・・


   
団体さん記念写真撮影スペース。デカイのが辻本らしい。    吉本グッズお土産屋さん


<11月24日(金)>  


大阪のお笑い第二弾は、桂三枝の提唱で今年秋にオープンした寄席「天満天神 繁昌亭 」。自由席で前売2千円(当日券は2千5百円)。漫才の多い吉本と比べるとこちらは落語中心で、客席約2百のこじんまりした寄席の雰囲気。


出演者は(知らない名前がほとんどでしたが)、森乃石松、桂しん吉(ハンサム)、林家染左、横木ジョージ&レミ(奇術)、笑福亭鶴二、桂春若、桂文鹿、大阪キッズ(漫才)、桂米左、笑福亭三喬。


ここでも出てくる順に上手になるのが明らか。話術は経験がものを言うというよりも上手下手でランクがシビアに決まってるのでしょう。


一番印象的だったのは奇術師の横木ジョージ。だって小泉純一郎にそっくりなんだもん。グレーのスーツ着て、気味悪いくらい似てた。奇術だけじゃなくて喋くりも飄々として味があってマジックなのに爆笑もの。



 小泉はんより俺の方が若くてハンサムやで~



しかし、この繁昌亭のある天満天神商店街の規模ってすごい! 日本一の長さってことだけど、行けども行けども小さなお店が並んでるです。何軒かの安い呉服屋さんで和装雨コートがあるか尋ねているうちに、代りに着物一枚買ってしまったわ。桜の柄の洗える着物。

心斎橋辺りにも庶民的商店街が幾筋もあるのですが、だから大阪って大好き!もちろん食べ物も安くて美味しいしね。


大阪にずっといたいけど、この日愛知の実家に移動しました。



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