2週間も経ってる「遅ればせながらの今さら日記」ですが、やっと東京に来ました。
(ほとんどの写真はクリックで拡大します)
<11月28日(火)> 雨のち曇り
愛知の実家を朝発って新幹線で東京へ。
ちまちまとした名古屋三昧駅弁が可愛いので食べる前に写真を撮りたかったけど、サラリーマンばかりで車内は混んでたので断念。こういうとき、家族と一緒だと「あー、外人と一緒だから、仕方ないね」と思ってもらえるだろうと何でもしちゃうんだけどね。
今回は千葉県に住む友人の家に6泊も居候させて頂いて、ほんと、お世話になりました。
午後はそこの友人姉妹にこれまでの戦利品を見せたりしてお喋り。
ちょっと雨だったし、着替える時間もなくなったので、夜は洋服で東京に。着物友達と会うというコミットがないとなかなか着物は着られませんね。
神楽坂は初めてだったけど、名前から受ける日本的な印象とはちがったものの、なかなか風情のある大人の街で、裏通りの坂道には洒落たレストランやバーが点在し、時々料亭もあって、大人のカップルがロマンチックな散策できそうな雰囲気。
私にはもちろんそういう類の楽しみはなく、創作和食屋さんでの夕食後、数人でゾロゾロと二次会の場所を求めて歩いてました。
ワイワイやってたらすっかり遅くなってしまい、最初の日から午前様になっちゃいました。
でも、東京って大都会だわね~、12時過ぎても電車がすごく混んでるの。酔っ払いばかりじゃなくて、ごく普通に帰宅する人で一杯。ロンドンには存在しない残業会社員か?
<11月29日(水)> ピカピカ快晴でポカポカ陽気の散策日和
ネット着物仲間のsachikoさんに銀座を案内して頂きました。
その日のことは、sachikoさんのブログ もご覧下さい。
新幹線でわざわざ来てくださったsachikoさんと11時過ぎに「和光」で待ち合わせ、歩いて歌舞伎座を通り越し、「アリスin歌舞伎 」へ。明るい日差しの個室でランチしながらまずたっぷりお喋り。
私はまた同じ着物と帯の組み合わせ お皿の上に晩秋が・・・
呉服屋さん巡りのスタートは「銀座もとじ ぎゃらりー泉 」。モダンで明るい店構えです。
銀座の高級呉服屋さんに入るなんて私には初めての経験でドキドキですが、sachikoさんのような上品なマダムとご一緒させて頂ければ心強いことこの上なし。シックな雪輪柄の塩沢紬に「竹に雪輪」の作家ものの帯を合わせ、黒いコートも雪輪柄という完璧コーディーネートのsachikoさんですもの、当然お店の方もそれなりの対応をして下さって、和服のエレガントな店員さんが棚から出した反物をたくさん広げてくれました。
全てすっきりとした柄行の洗練されたものばかりでしたが、一番印象に残ったのが久保田一竹の反物。私がオペラハウスに着物で行くのです、と言ったら、それなら華やかなのがいいですね、とチカチカ光る水色地の裾に濃淡ピンクの朝日のようなぼかし。一体誰が着るんだろう、こんな派手なの? 女優さんがパーティに? ホステスさんがお勤めに? 下品になる一歩手前の大胆さに見惚れました。
見惚れるだけで私ははなから目の保養を決め込んでいましたが、sachikoさんは帯締めをお買い求めになりました。
次は「むら田」さんへ。雑誌によく出てくるお店なのですが、一組の客だけでもう一杯になるほどこじんまりして、びっくりしました。
こういうお店ほど難しいんですよね、心地よく居座るのが。だって、ほとんど何も陳列してない中で、否応無くお店の人が目の前にいるんですよ。何か気の利いたことを喋って、棚から出してもらわないとカッコつかないです。
でも心配ご無用。ここでも知識も豊富なsachikoさんが上手にお店の人と会話なさって、話が弾んであれこれ見せて頂ました。
最後は「くのや 」さんへ。
sachikoさんはこのお店で黒い道中着をお誂えになったそうで、今日実際にお召しになってご披露して、「よくお似合いですこと」とお店の方もお喜び。今日もあちこちで褒めちぎらて、ほんとうに素敵でした。
ここは人通りの多い通りにあって小物もがたくさん置いてある入りやすいお店です。
(この日に「いいなあ」と思っていた白地に赤い飛び絞りの帯揚げを、翌日にまた来て買いました。)
歩き疲れたので、ガラス張りの明るいカフェでお茶を頂きながら、sachikoさんの夕方お帰りタイムまで又お喋り。
わざわざ遠くからお出掛け下さって、sachikoさん、本当にありがとうございました。お陰で初めての呉服屋さん訪問が、ドキドキしながらも楽しく経験できました。
夕食は、銀座とはうってかわった神田の庶民的な居酒屋に。こんな格好で行くのはナンでしたけど。
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