今更日記は続きます。思い出して又楽しめるので、私は嬉しいです。 (写真はクリックで拡大します)
<11月30日(木)>曇り
東京着物三昧は始まったばかり。
このブログにもよくコメントして下さるいしのすけさんがアレンジして下さって、着物姿で4人揃いました。
早めのランチを「和久多」さんで頂きながら、「初めまして~」のお喋り。私は皆さんと初対面でしたが、着物の話やあれこれですぐに打ち解けてワイワイと。
つかささんはエメラルドグリーンの作家ものの紬とこれも作家ものの華やかな帯、いしのすけさんはお祖母様の白大島とカトレアの帯(私が絶賛した組み合わせを選んでくださったのです)、神奈川さんは琉球絣に花織の帯。
私だけちょっと仰々しいいでたちですが、正絹はこれしかないので悪しからず。
つかささんはご用がおありだったのでここでお別れし、3人でまず「みとも」さんへ。ここは呉服屋さんではなくまるでアートギャラリーで、作家さんの着物が陳列されてます。
神奈川さんもいしのすけさんもまだお若くて、しかも着物歴は短いのに、知識の豊富なこと! 優秀な若い女性が新しく見出した興味に熱心にのめり込む様子はネットで拝読していましたが、実際にお会いしてみるとあらためて感心。
神奈川さんは他のご用でお帰りになったので、これからはいしのすけさんが案内して下さるのですが、前日も銀座巡りだった私のために、昨日のsachikoさんと事前に打ち合わせて重ならないように考えて下さったのです。お世話掛けました。
銀座に来たら、憧れの「志ま亀 」は外せません。私が大ファンの林真理子さんのエッセイによく出てくるお店で、鮮やかだけと品の良い綺麗な地色とはっきりした古典柄が独特の志ま亀カラーを作り出しています。これまで何度も外から覗いたことはあるのですが、気軽に入れる店構えではないので、入るのはもちろん初めて。
勇気が要るのですが、嬉しいことに今日は頼りになる同伴者がいるので心強い限りです。
いしのすけさんは以前いらしたことがあり、顔見知りの店員さんに色々反物を広げて頂き、二人でいくつか巻き付けて鏡の中でうっとり。
ウィンドーに飾ってあるこの黒地のお振袖、素敵でしょ?
色白で長身の女性にぴったりじゃん うちの娘に丁度良いじゃん 問題は値段だけじゃん
お次は泰三ギャラリー へ。
地味な地色に色数を押さえたそれはそれは品の良い着物なのですが、刺繍は信じられないくらい手が込んでいて、「すごーい!」の連発。皇室御用達で、皇后陛下もお召しになられるそうですが、かなり近寄らないとその素晴らしさはわからないのが残念な気がします。
いしのすけさんは、ネットでご覧になってらしたのですが、実物の素晴らしさに感激なさってました。先程の志ま亀さんとはある意味対照的なまさに芸術品で、これに比べたら志ま亀さんはカジュアルでお安いわ~、とすら思いました。実際、志ま亀さんのは小紋ならちょっと貯金すれば私でも買えそうですが、泰三さんのはかなりきつい・・・。
この店はアンテナショップで、お客様から直接意見を伺うのが目的だそうですから、(私たちがお客様かどうかは疑問ですが)、ちょっと歩き疲れた私たちはここで長居して、お店の方と長々とお話させて頂いたのでした。
溜息をつきながらまた歩き、昨日も行った「くのや
」さんで私は飛び絞りの帯揚げを買い、他にも1、2軒の呉服屋さんにお邪魔して、最後は喫茶店でお喋り。いしのすけさんのおかげで充実した銀座呉服屋探検ができました。
夕食は新宿の高層ビルで。高所恐怖症の私ですが、摩天楼は大好き。
ロンドンにはない眺めです
さて、これで11月が終わりましたが、もっちろん着物月間新記録を作りましたよ~
9回でした~~!! 我ながら呆れるくらい頑張りました。
これで二日間に渡る高級呉服屋さん巡りを終え、明日は古着屋さんへ。
目の保養で見るだけから、いよいよ財布を握り締めてアクションに乗り出します!