12月17日、義父が亡くなりました。93歳でした。


10日程前から肺炎を患って入院していたので、覚悟はしていましたが、この頃はほとんど実家に行きっ放しだったトーチャンがたまたま一日だけ我が家に帰ってきたときに亡くなったことが無念だったようです。(滅多に行かないお兄さんが直前まで一緒にいました)


この数年間、トーチャンの生活の中心はおじいちゃんで、4年前にIT会社をリストラになったのも、彼の介護をするために自ら首を差し出したも同然の結果でした。


以来、日本に旅行したとき以外は毎週欠かさず、車で2時間以上掛けて、一人暮らしのおじいちゃんの世話をしに通いました。


最初は1泊して世話というよりも話相手になったりあちこちドライブしたりでしたが、おじいちゃんの老化が進むにつれ、2泊、3泊と滞在が長くなり、最近は週末だけ帰宅というサイクルになっていました。

娘の試験は6月に終わり、家庭教師の役目は済んだものの、あんなに可愛がっていた娘と会えないのは辛かったことでしょう。


自分の家を離れるのを嫌がったおじいちゃんなので、この一年足らずは、トーチャンが行けない日は通いのヘルパーさんに来てもらっていましたが、それも限界に近づいていたので、なんとかしなければ、と皆で思っていたところでした。



トーチャンの献身ぶりは心を打たれる程で、「孝行したいときに親は無し」という意味の言い方は西洋にはありませんが、できる限りの努力をしたわけですから悔いは残らないことを祈ります。


長い間、二つの家庭を切り盛りして忙しかったトーチャン、本当にご苦労様でした。しばらくは色々と対処することがあるでしょうが、落ち着いたら、今度は自分の楽しみのために時間を使って下さい。


そして、仕事に復帰してもいいし、このまま主夫を続けでもいいし、どうするのがベストか、皆でゆっくり考えましょう。



2ケ月前のおじいちゃん




おじいちゃんの人となりについては又あらためて、お葬式の後にでも書くつもりですが(お葬式は今年末、或いは来年早々)、


今日は今年3月のおじいちゃんの93歳のお誕生日に集まったときの写真と、

たった一人の孫である娘が描いたお祝いカードを載せておきます。お手製カードはもしかしたらこれが最後になると思ってか、試験勉強で忙しいのに、7、8時間掛けて描いた大作です。



              

お義兄さん夫婦も一緒に我が家でお誕生日祝いをしたのが、皆で集まった最後になってしまいました


            

娘の好きなキャラが勢ぞろい。おじいちゃんには誰だか理解できなかったでしょうけど・・・ 

(クリックで拡大します。オリジナルはA4サイズ)



       ↓ 上の写真ではトーチャンが登場しないので、去年のお誕生日のも載せておきます。

     





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