義父の死亡で中断しましたが、また日本滞在日記に戻ります。


<12月1日(金)>晴れ

前日前々日 の銀座高級呉服屋さん巡りは最初から目の保養だけのつもりでしたが、


今日はちがいますよぉ。


お財布に一万円札が4、5枚入っているのを確かめて(スケールちっちゃ~しょぼん)、リサイクル着物屋さんめざして出撃!


特攻隊メンバーは5人。

ロンドンで知り合った着物仲間2人が案内役で、私が泊めて頂いている友人姉妹ですが、お姉さんの方は(今のところ)特に着物にご興味ないとのことで今日はお洋服で参加。


レストランの外は「ブラームスの小径」って言うんですって



私は名古屋で買ったサーモンピンクの洗える着物と黒地の乱菊の帯。

黒い大島に赤い羽織の着慣れた姿はRさん。

絞りの羽織は9月にロンドンで一緒に3日間着物三昧したMちゃん。

友人の妹K子さん(一番右)は6年ぶりの着物だそうですが、とても上手な着付け。彼女の灰色掛かった赤い無地の帯はなんとウンガロだそうです。一昔前にウンガロが着物や帯を手掛けいたとは知らなんだ。

ナイフとフォーク

腹が減っては掘り出し活動に集中できませんので、突撃前に原宿ルセーヌ館 という結婚式に人気のフレンチレストランで早めのコースランチを頂きながらお喋り。奇妙キテレツな少年少女が闊歩する竹下通りから一本脇にそれただけでこんな静かなヨーロッパの香りのする洒落たお店があるなんて!リーズナブルなお値段で豪華にゆったりできます。 


それに、こういう西洋風のところこそ着物が映えるんです。日本料理屋さんでこんな格好してたら仲居さんに間違われるのがオチですけど。(後でまさにそれが起こったんです)


クリックして新しい帯をよく見てね~♪


まずはこのすぐ近くの「壱の蔵」へ。

Rさんはここの社長と知り合いでもあり、色々奥から出して見せてくれました。2時間近くはいたでしょうか。質量ともなかなかで、「いいわねえ、これ。」というものもいくつかありました。だけど、去年行ったときよりも随分お高くなってしまっていて、名古屋のコメ兵を知る私にはとても手を出そうとは思わないお値段。

で、長い間いたわりには全員が戦利品ゼロ。



電車

じゃあ、もう一軒行きましょうってことで、目黒の「時代布と時代衣装 池田 」に移動。ここは昔の着物コレクターとして有名な池田重子さんのお店で、池田さんご本人もお店の中にちょこんと座ってらっしゃいました。最近「徹子の部屋」に出演なさったそうですね。


小さなお店ですが、天井までの棚にびっしり物が積んであり、店員さんも親切。私たちはキャーキャーと物色し、お店を出るときには全員「池田」の紙袋を下げてました。


私は果たしてスーツケースに収まりきるかどうかかなり心配だったし、どうしても欲しいというものが見つからなかったので、帯揚げと帯締めをいくつか買っただけですが、MちゃんとK子さんは着物をお買い求めになりました。


こういうところに数人で行って、「んまあ、それ素敵!絶対いいわ~」と口々に言われたら、そりゃ買っちゃうわよね。


優しい色柄がよく似合うMちゃんには椿柄のピンクの綸子



長身ですらっとしたK子さんは白とグレーの大きめの市松小紋を迷いながらもポンと購入。こういうとき止めてくれる冷静なお姉さんが先に帰ってしまいましたからね。


お二人とも、お手頃な値段で、まるで彼女たちを待っていたかのような理想的な着物を手に入れたのはラッキーだったと思います。よかったね~。


お酒

夕食は銀座の日本料理。

日本食はもちろん食べたいけれど、こんな格好で日本レストランに行けば、そりゃ仲居さんと思われても仕方ないわけで、まあそれも半ば面白いので、誰かまちがってくれないかしらと思っていたら、ホントに起こりました! これで私も慣れた着こなしに見えたってことで自慢していいですよね?


誤解して下さったのが一緒にご飯食べる知り合いだったってのが予想外でしたけど・・・・汗



       

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