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<1月2日>
冷たい雨の降る午後に、12月17に肺炎と脳卒中で亡くなった日義父のお葬式がありました。
ノーフォーク州のノリッチという地方都市で一生過ごしたおじいちゃんですが、93歳では同世代の知り合いは誰も生きていないし、甥も姪もいなくて親戚の少ないおじいちゃん、参列者が少なかったのは仕方がなかったでしょう。家族と近所の住人、属していた会の代表や新聞社の人の20名くらいでした。
式場の内装はすっきりしてどの宗教でも対応できるようになっていますが、我が家は英国国教会の牧師さんを呼んでお経をあげてもらいました。皆で賛美歌を歌い、ハイライトはお義兄さんの追悼スピーチ。16年前に亡くなったおばあちゃんのときは牧師さんの「彼女は良き妻で良き母親で・・・」というかなり一般的なスピーチだけでしたが、今回は心のこもった息子の長いスピーチ。原稿を読む本人も時々涙をこらえながら、とても感動的でした。その後で牧師さんもスピーチを用意していたのですが、「これ以上は必要ないでしょう」と原稿を捨ててしまいました。
最後に、皆の前に置かれた棺桶がカーテンの後ろに動いて、隣接する火葬場に直行します。トーチャンが選んだ、おじいちゃんの好きだったメンデルスゾーンの交響曲が静か流れました。その前にお棺の中の顔を見るチョイスもあったのですが、それはせず、その日は誰もおじいちゃんを見ていません。お骨拾いなどもちろん無し。
土葬もできますが、おばあちゃん同様、ロンドンに行ってしまった息子たちにお墓参りの負担を掛けたくないとのことから、遺灰は火葬場のガーデンにばら撒いてもらいます。
30分ほどの式が終わって外に出ると、贈られたお花が飾れていて、そこでしばらく歓談。
その後、ほとんどの人が家に来てくれて、お茶を飲みながらまた歓談。香典も葬式饅頭も記念写真もなく、お葬式はとてもシンプル。どんな階級でも基本的には同じだろうと思います。
我が家はモノトーンで統一しましたが、お義姉さんは黒い服を持ってないそうです。私が真っ黒過ぎたかも。
霊柩車が家に来て、 私たちはリムジンで
火葬場と葬式場 火葬場は二つ
<1月3日>
翌日に三人でまた火葬場に行き、ゆっくり写真を撮ったり、他の人のお花を見たりした後、敷地内におじいちゃんの祖父母のお墓がある筈だからと、広大な芝生の墓地を歩いて探しに行きました。私と娘は初めてだし、トーチャンは10年振り。区画に番号がついてるわけでなし、結局見つかりませんでした。
百年二百年経っているお墓がほとんどで、空いてる土地はたくさんあるのに新しいお墓が少ないのは、この頃は火葬が多いのでしょうね、きっと。
風化して石碑の字も読めなくなって朽ち果てたお墓が立ち並ぶこんなところに一人で来たくはないですね~
広いガーデンに遺灰を撒いてもらい、そこに名札を立てることもできますが、我が家は記帳だけにしました
色んなスタイルのお墓やお花
ご先祖様数人のお墓グループはどこだ~? 広すぎてわかんないよ~!見渡す限りの何千というお墓ですもん
おじいちゃんの人生についてはまた明日か明後日にでも。
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