今日(20日)、ロイヤルオペラハウスに又「連隊の娘」を観にいきました。


9回のパフォーマンスの4回目で、私は大成功の初日 に続き2回目。またupperslipの9ポンドの席でしたが、ここは高いところにあるものの舞台からさほど遠くもない上に、前方以外に天井、後の壁、横の壁の三方から音が跳ね返ってくるので、本当に音が良いのです。但し、舞台は座っていると半分しか見えないので、ほとんど立って乗り出してました。


初日は少し空席がありましたが、軒並みのべた褒め批評のせいか、切符は売り切れたようで、舞台がほとんど見えない席までぎっしりで、期待と熱気でムンムン。



Natalie Dessay、自由自在の声のアクロバット!



マリー役のナタリー・デッセーは、初日も素晴らしいの一言でしたが、今夜は更に絶好調で、初日より声が澄んでました。

後半ちょっと疲れたかなと思った瞬間もありましたが、最後は回復。


素晴らしい歌唱にうっとり聴き惚れることはオペラでは時々ありますが、今夜のはそんな生易しいものではなくて、震えるほど感動しました。震えただけではなく、体中の力が抜けて溜息が出たり。


嗚呼、ボキャブラリーが乏しくて、この思いを上手く表現できないのが口惜しいです。



ハイソックスがずり落ちてるよ~



フロレスは、初日はちょっと声量不足に聴こえましたが、今夜はちゃんと声出てました。彼独特の声の甘さが時々充分発揮されなかったアリアもあり、全体としては会心の出来とは言えなかったかもしれませんが、例のアリアは素晴らしくて、歌っている本人も今日は調子いいぜ!と嬉しそうでした。


デッセーには又負けましたけどね。ま、例えフロレスが最高の出来でも、このオペラはマリーが主役だし、今の彼女には誰も敵わないでしょう。




カメラ

では、さっき撮ったばかりのカーテンコールの写真を貼っときますので、初日と同じにしか見えないでしょうが、クリックして拡大してみて下さいね。皆の嬉しそうな様子がわかって頂けるかと。


今夜は一旦幕が下りた後も拍手が鳴り止まず、また幕が上がりました。これは珍しいこと。



   




29日に又行くのですが、次はもうちょっと良い席だし、着物で行きます。(今日は土曜日でも会社帰りなのでまた洋服でした)


この後23日から、25日、27日と一日おきの強行スケジュールなので、29日にはもう疲れているのないかと心配ですが、今日こんな素晴らしいのが聴けたんだもの、もうこれで満足と言えば満足。




雪の結晶雪だるま

今日から急に寒くなったのですが、冷たい風の吹く夜道を歩いていても(洋服のときはトーチャンは車で迎えに来てくれないので)、デッセーの歌声が耳に残って興奮冷めやらず心はポカポカドキドキ


おまけに見上げれば満天の星空星空


今週は、トーチャンの誕生日以外は毎日うんと残業して我が身の不幸を嘆いてましたが、一気に幸せな気分で胸が一杯。


この喜びを早く伝えたくて、私としては珍しく、その日のうちに記事が書けましたメモパソコン。 明日は朝寝坊できるしね。


では幸せな土曜日の夜、おやすみなさ~い!


 

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