17日に続き、2月18日(日)にも娘と二人で着物でお出掛けしました。



  


私のブルーグレーの小紋は、去年名古屋の知り合いに頂いたもの。年齢相応の落ち着いた色合いの着物をほとんど持っていない私には重宝しそうです。今日は親娘に見えるようにいつもより老けた雰囲気にしたつもりです。

帯は母のお下がり。気に入ったので、80歳でもまだこれくらいのものは平気で身につける派手母から無視矢理分捕ってきました。写真では見えないのですが、前帯には同じ柄がもうひとつあります。


娘の着物は11月に日本で買ったLサイズの洗える着物。これでもまだ袖がチンチクリンなのですが仕方ないですね。



 夜はまだ寒いので羽織も着て


娘が着ている赤い絞りは私の若い時のもの。私の縞柄は頂きもの。今日は地味地味な私。



星空

さて、早めに夕食を済ませて出掛けたところは・・・・




レレレのレ~、またオペラハウス?! 昨日と同じじゃん。


カラオケ

たしかに同じロイヤルオペラハウスなのですが、今日は地下にあるLinbury Studioという3、4百人収容の小ホール。

私は滅多に行かないのですが、時々マイナーなオペラやバレエをやっているようです。


ここで珍しくクラシックでないパフォーマンスをするのは、コベントガーデンからすぐ近くに中華街もあるチャイニーズのお正月祝いのイベントだからでしょうか。3日間、中国を中心とした踊り、音楽、ドラマが上演されました。


最終日の18日は3グループの出演で、①中国の伝統音楽(琵琶、胡弓、琴等)、②主に中国人メンバーのロックバンド、そして、③トリはなぜか日本のポップ・キャバレー「フランク・チキンズ」。


①の中国古典音楽演奏は素晴らしかったものの、②のロックグループは死ぬほど退屈でしらけた後、いよいよ(私には)お待ちかねのFrank Chickensでしたが、期待通り、衣装替えも数回あるエネルギッシュでカラフルなパフォーマンスで盛り上がりました。



ヒヨコヒヨコヒヨコ

フランク・チキンズ は20年以上前からロンドンで活躍している日本女性のポップ・グループで、歌だけでなく奇抜なコスチュームとコミカルなダンスが売り物。(着物姿の私と娘は休憩時間に「あなたたちは次にパフォーマンスに出るの?」なんて言われてしまいました)


現在のメンバーは日本女性3人となぜかアイルランド人の男性一人。その他に踊りとちょっとしたコントの数人が出て、なかなか賑やかです。私が20歳若かったら、バックで踊らせて頂きたいくらい楽しそうです。


唯一のオリジナルメンバーでリーダーのホーキ・カズコさん はいつくかのアート分野で活躍なさっているロンドンの日本人社会では有名なアーチストで、アバンギャルドな雰囲気といい小柄な容姿といい、ちょっとヨーコ・オノを彷彿とさせる方。

20年程前にイギリスで人気お笑いテレビ番組もやっていた東大卒の超インテリ女性なのですが、50代後半と思われる今でもミニスカート姿で笑いを取りながら歌と踊りとお喋りに体当たり演技している姿は感動もの。ユニークな存在として今後も頑張って頂きたいです。


忍者とかの日本ネタのパロディがほとんどの歌や画像の内容をうちの娘がどれだけ理解したかは疑問ですが、楽しく笑い転げてました。


音譜モスラーや、モスラ~音譜という彼女らの歌に合わせて、大画面にあのザ・ピーナッツが映し出されたとき、懐かしさで思わず涙ぐみそうになったのは私だけかもしれません。あの映画をリアルタイムで知っているのは、あの会場ではホーキさんと私だけだったのではあるまいか? それとも、あれは後年に中国でも人気だったとか?




さて、フランク・チキンズのことは随分長い間知ってはいたのですが、実際に観たのは初めてで、今回行く気になったのは知り合いのRさんが出演していたからです。


女の子すらっとして舞台映えのする美人であるRさんはメンバーの中でもビジュアル的には一番光っていて、しなやか動きがとてもチャーミング。彼女に目が釘付けになったのは私だけではありますまい。

フランク・チキンズはそんなにしょっちゅう公演をしているわけではなさそうで、これは副業なのでしょうが、彼女には素晴らしい本職もあるのです。

いいなあ、そういうバラエティに富んだ人生。


と、平凡な会社員の私は羨ましい限りですが、このブログが云わば私の副業とも言えるわけで、もちろんお金は一銭ももらえませんしほんのちっこい活動ですが、ま、平凡は平凡なりに頑張ることに致しましょ。



 帰りの地下鉄で。

これでは舞台のコスチュームと思われても不思議じゃないって?



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