<2月25日(日)>くもり雨


昨日泊まったホテルはVoltaireというメトロ駅の近く。本当はバスチーユのオペラ座にもっと近いところに泊まりたかっただけど、ひょっとしてパリのファッションウィークせいか、とても混んでいて、バスチーユ周辺ではここしかなかったんです。

オペラ・バスチーユからは1キロくらいでしょうか。ちょっと不便なせいか、ネット予約では心配になるほど安くて、トリプルルーム朝食付きでなんと89ユーロ(3人分合計でですよ)。二人だけですが広い方がいいと思ってトリプルにしたのは正解。



カメラ今更エッフェル塔や凱旋門でもないので、カルメンさんとゆっくり朝食したからタクシーで1、5キロほど離れたマレ地区へ。貴族の館がたくさん残る雰囲気の良い地域です。そこの中心であるヴォージュ広場を一回りして、たくさんあるこじんまりした洒落たギャラリーを外から覗いたり中に入ったりして、現役アーチストの作品を鑑賞。

    

かつては貴族の屋敷がぐるりと。            回廊沿いには洒落たギャラリーとカフェが 


       
回廊をちょっと奥に入るとまたお屋敷が        外の席で昼食。寒い日でしたが、ストーブがあるので大丈夫。


広場に面したブラッサリーで軽く昼食をしてから、ロンドンに帰るカルメンさんとはお別れ。彼女はタクシーで北駅へ。私はすぐ近くのカルナヴァーレ博物館に行ったのですが、なんと荷物が大き過ぎるからと入場拒否されてしまいました。着物一式が入ってるとは云え、コロコロ引いて歩ける小さなケースなんですけどね。セキュリティのためだと言われれば仕方ないけど、クロークでもっと大きなリュックとか預かってじゃないのよ~。ホテルに置いていくとまた取りに行かなくてはと思ったのがまちがいでした。次回からは気をつけよう。



  
入れてもらえーせんかったがね、カルナヴァーレ博物館。元貴族のお屋敷。 


他の博物館美術館も同じだからどこにも入れないよと言われて困った私でしたが、夕方にお会いする予定だったsottovoceさん がご親切にも待ち合わせ時間を早めて下さったので、メトロでコンコルド広場へ。最近改修工事が終わって新装開館になったオランジュリーに一緒に行こうという予定だったのですが、しばらく閉館していたこのモネの蓮の絵で有名な美術館は凄い人気のようで、百メートル近い長蛇の列。


   
このときが一番灰色。左はコンコルド広場、右はチュイルリー公園。遠くに凱旋門も見えます。(クリックで拡大すればね)



私はパリなんかすぐ行けるから構わないけど、またこれも即諦め。でも今日は心強い案内役がいるのでなんでもござれでございます。車でいらして下さったsottovoceさんがパリの街中をすいすいと運転する隣に座っているだけで、普通の観光客とはすでに一味ちがう普段のパリを感じてしまいます。


私がまだ行ったことがない所ということで、カルチェ・ラタンのクリュニュー美術館へ(正確にはMusee National du Moye Age中世博物館)。中世の彫刻や装飾の展示が充実してますが、一番の見ものはユニコーン(一角獣)のタペストリー。鮮やかな色合いと華やかな構造が美しいゴブラン織りの6帳連作です。


   


   
     15世紀後半作の「貴婦人と一角獣 La Dame a la Licorne」



その後、フランスの偉人が祀られたのパンテオン隣のカフェでお茶タイム。ソルボンヌ大学もあるし、ゆったりとした高級住宅地です。遠くにエッフェル塔を見ながら「この辺りは人気のある優秀な学校もあるし、家の値段がとても高いのよ」などという現地の人にしかわからない興味深い情報にうなづきながら、初対面だけどブログでお互いの生活がある程度わかっているし共通点も多い私たちはすぐ打ち解けてあれこれお喋り。

sottovoceさんとお会いするのも今回の目的でした。



今日は洋服。ちょっと雨だし、ちょうどよかった・・・



食パンワイン

日曜日にやっているレストランは少ないのですが、sottovoceさんがシャンゼリゼの近くの素敵なレストランを予約して下さいましゃいた。天井がステンドグラスのアール・デコの内装が美しいレストランで、私はスターターにカエルを食べましたカエル。イギリスでは簡単には食べられないですからね。


  

La Fermette Marbeuf   高級ブランド店が並ぶモンテーニュ通りの近くです



   

       カエルカエルのパイ                メインコースはほろほろ鳥


デザートの三食シャーベット。



キラキラ 

毎時10分間、エッフェル塔がチカチカキラキラまたたいていたのがとっても綺麗でした。やっぱりパリってロンドンよりもロマンチックだわ~ブーケ2


夕食後は車でパリ郊外にあるsottovoceさんのお宅に伺い、その夜は泊めて頂きました。

静かな住宅地の庭付きの広いお宅の窓からはエッフェル塔が見えました。


前日のオペラ座見学もそうですが、この日もまたブログのお陰で素晴らしい出会いがあったわけで、ネット万歳、ブログに感謝、です。


sottovoceさんには、翌日もまた大変お世話になりました。次は郊外で楽しむの巻です。


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