2001年に始まったDavid McVicar演出のROHリゴレット、今までに8回観てる筈なので、記録のためにもまとめて、順位付けときます。
毎回観たと思うのですが、2002年と2005年の間が長く空いてるので、この間にもしかしたらもう一回あったのかも。そうだとしても、観てないということは大した人が出なかったということだから気にしない気にしない。
Rigoletto Gilda Duke
2001年9月 Paolo Gavanelli Christine Schafer Marcelo Alvarez
2002年9月&10月 Carlos Alvarez Patrizia Ciofi Ramon Vargas
2005年6月 Paolo Gavanelli Anna Netrebko Piotr Beczala
2005年7月 Dimitri Hvorostovsky Ekaterina Siurina Rolando Villazon
2007年7月 Franz Grundheber Patrizia Ciofi Wookyung Kim
女たらしの公爵
私がベタ惚れなのでなんでもよく聴こえるわけではなくて、ほんとに彼が一番上手なんだも~~ん
このリゴレットはDVDにもなってるのでご覧になった方もいらっしゃるでしょうが、丸殿の凛とした美声は理想的。この役は他の二人(リゴレットとジルダ)に比べると演技力を要求されないのも、腕ぶんぶん振り回すのが演技と思っている丸ちゃん向き。実に素晴らしい、と力を込めて断言します。
「椿姫さん、いつも応援ありがとう。
でも、ひどいじゃないですか、僕のこといつも丸セロ豚バレスって言うんだから。たまには本名で呼んで下さいよ、マルセロ・デブバレスって。」
2位は今まだやってる直近のアンパンマンのキムチ君が僅差で迫ります。
一番豪華な顔ぶれが揃っているこの役で2位になるのは凄いことよ。ていうか、ROHは彼の良さを知ってたからこそ招いたのでしょう。
まだ30歳の韓国人、容貌のハンデを乗り越えて目指せトップの座!
「僕の親戚が日本で相撲取りになって横綱になってるんだよ。スポーツもオペラも実力が全ての世界だからね、この顔でもひけめなんか感じてないよ。でも、なんでアンパンマンって言われるんだろ?」
(「俺の豚バレスよりずっとましじゃねえか!」と丸ちゃん)
3位はメキシコの熱血漢、ゲジゲジ眉毛君。
ヴィリャゾンの暗い声はリゴレットとのちがいが判りにくいし向いてるとは思えないし、私の好みでもないのでCDを買おうとは思わないけど、生で観ると彼の熱意につい引き込まれてしまうわけだ。
このときは特に、その直前のラ・ボエーム(ゲオュギューと共演だったんだよ)とちゃんと役柄に合わせた演技に感心。
「えっ、今をときめくこの僕が3位だなんて心外だな。椿姫さんは面食いだから丸セロ先輩に負けるのは仕方ないとしても、キムチより下だなんて・・・」 (ミスター・ビーンにそっくりなのに、自覚してないのね)
後の二人はそこそこ有名だけど、充分上手で合格点ではあっても、何度聴いてもいまひとつ魅力を感じない可もなく不可もないテノール君たちで、どうでもいいわ。
「ねえ、ヴァルガス君、僕たちどうでもいいとか言われてニックネームも付けてもらえないなんて悲しいね」
「そうだね、ベッツァーラ君。じゃあ僕たち、手をつないで、邪魔にならないように隅っこで一緒に立ってようか」
3人分いっぺんに書こうと思ったんだけど、今ちょっと仕事が忙しいので、今日は公爵だけで勘弁してね。続きは次回にでも。
↓ 因みに、他の役はこういう人たちでした(古い順)。
指揮者
Edward Downes、Mauriziio Benini、Edward Downes、Edward Downes、 Remato Palumbo)、
殺し屋Sparafucile
Eric Halfvarson、Eric Halfvarson/Kurt rydl、Eric Halfvarson、Eric Halfvarson、 Raymond Acesto
殺し屋の妹Maddalena Graciela Araya、 Graciela Araya/Leah-Marian Jones、Marina domaschenko、Viktoria Vizin、 Jana Sykorova