<8月9日(木)> 曇りのち晴れ 写真はクリックで拡大します
今日はまずホテルから歩いて15分程のノートルダム寺院に向かいます。
中国人移民の安アクセサリーショップばかりの長いタンプル通りRue du Templeを抜けるとパリ市庁舎Hotel de Ville。
タンプル通り、ムスメと二人だったらキャーキャー言ってあれこれ物色するのですが、「立ち止まるんじゃないぞ!」、とトーチャン隊長の背中にしっかり書いてあったので、横目で見ながら早足で。
その甲斐あって、ノートルダム寺院にはすんなり入れました。出てきたときには長い列になってましたけどね。塔に登るには長時間待ちだったのであっさり諦め(前に登ったことあるし、大した眺めじゃないから)。
真っ黒だったノートルダム寺院はすっかり白くキレイになってました。
中では最近亡くなった枢機卿の追悼ミサをやっていて、チェロ独奏と男女二人の修道士が賛美歌を歌ってくれましたが、聞くに堪えない悪声の中年尼さんと、坊さんにしておくには勿体ないほど上手なおにいさんのチグハグコンビ。
寺院の裏からシテ島Ile de la Citeをぐるっとお散歩。石畳の舗道がパリらしい風情です。
二人でよく同じ所の写真を撮って、比べっこしてましたわ。 ここがシテ島の先っぽ。
次は歩いて10分くらいのポンピドゥー・センターCentre National d'Art et Culture Georges Pompidouへ。最初はお目見えした時はぎょっとしましたが、遠くからでもすぐわかるユニークさです。ロンドンのシティにも同じ建築家(英国人Richard Rogers)設計の、これによく似たロイズ・ビルもあるんですよ。
ここでランチしようと思ったのに、カフェには不気味なサンドイッチしかなくて食べる気がしなかったので
パス。でもこの屋上レストランだと時間が掛かりそうなので、眺めを見るだけにしときましょう。エッフェル塔とモンマルトルが見えますね。サクレクール寺院、時間があったら行こうね。でも歩いてじゃないよね、まさか。
この中の国立近代美術館Musee National d'Art Moderneがには初めて入りました。モダンアートは苦手なので今まで避けていたのですが、広々とした快適な空間と充実の作品群で、すっかり気に入ってしまいました。
なんじゃいこれ?というヘンテコアートもありましたが、こんなチーミングなシャガールもあったし、素敵なピカソもたくさんあったので、さっと済ませようと思ったのに、じっくり見入ってしまいました。
カンディンスキー マティス
それにしても、今日は寒い。昨夜は3枚しか着てなくてエッフェル塔で凍えた私、今日は4枚重ね(長袖Tシャツ2枚、カーディガン、ジャケット)で出掛けたのだけど、「まだ寒いよ~。夜まで歩き回るんだったら、店で何か着るもの買うか、それともホテルに戻ってもう一枚重ね着しなくちゃ嫌だ!」と直訴。
で、ホテルに戻り、すぐ近くの寿司テイクアウトで買ったお寿司をランチ兼夕食に。46ユーロのこのセット、まあ美味しかったんだけど、クリームチーズのサーモン巻き(写真では左上)は勘弁して欲しいわ。トーチャンとムスメは喜んで食べてたけど。
腹ごしらえはしたし、もう一枚着込んだし、さあまた張り切って夕方の散策に行きましょう。
行き先はシャンゼリゼ大通りAvenue de Champs-Elysees。
この季節は観光客ばっかりだけど、それでも広い並木道はなんとなく晴れやかな Oh!シャンゼリゼ。華やかなのは、凱旋門Arch de Triompheがそびえているからですね、きっと。
でも、入口床にに来店した有名人の金ぴか名前プレートがはめ込んであったのには幻滅。
閉めにくい窓だろうなあ、アルマーニの隣の建物。 シャルル・ドゴール広場
お金を払ったのにエレベーターじゃなくて280段以上のらせん階段を自分で上がるせいか、行列はゼロ。
昨日に続き、また綺麗な夕焼けでした。遠くの高層ビル群はラ・デファンスLa Defenseという新しいオフィス街で、私は嫌いです。
5枚重ね着してもブルブル震えるほど寒い夜でしたが、エッフェル塔が一番よく見える位置にしばらく居座って確保。
だって、ほら10時になると、また10分間のキラキラチカチカが始まるんだよ~!
イルミネーションだけでもトレヴィア~ン! チカチカすると、トレトレヴィア~~ン!
これくらいの距離で見るのもいいわ~
たしか、前はエレベーターで上り下りしたのになあ。ゼーゼー・・
のっぺらぼ~
昨日ほどの距離は歩きませんでしたが、ず~っと立ってた一日でした。