8月31日、ダイアナ妃の10周忌追悼式典memorial serviceが行われました。

場所はバッキンガム宮殿の近くにある陸軍近衛騎兵隊内の礼拝堂Guards' Chapel, Wellington Barracksで、云わば王子二人の職場の礼拝堂。第二次世界大戦時にはミサの最中にドイツ軍の爆撃に合い、120人以上が死亡、建物も半壊したそうです。


招待された500人は、生前ダイアナ妃と個人的或いはチャリティ活動で関わりのあった人々で、参列したブラウン現首相、ブレア前首相、メジャー元首相夫妻も、首相だから招待されたわけではなく、それぞれ親交があった由。

ホストであるウィリアム王子とハリー王子は玄関先でメインゲストを出迎え、始終笑顔で親戚にはこのように男女とも両頬にキス(イギリスでは振りをするだけですが)。写真の女性二人は彼らの従妹(アンドリュー王子の娘)。


招待客、音楽等の選択も全て王子によるもので、ダイアナ妃がパトロンをしていた音楽学校のオーケストラといくつかの聖歌隊の生演奏はダイアナ妃が好きだった曲ばかりで、ほとんどがバッハ、モーツァルト、ラフマニノフ、エルガー、フォーレ等のクラシック。お葬式の時のようなお涙頂戴のポップソングはなし。




一時間の式典ではもちろん偉いお坊さんのお説教もあるのですが、ウィリアム王子とダイアナ妃のお姉さんが聖書の朗読をしました。


そして、ハイライトはハリー王子のスピーチ。

普通なら兄がするのでしょうが、先月のコンサートで二人でスピーチした際にハリーの方がリラックスしてて上手だったので弟ハリーがすることになったのしょうか?




軽率な行動が批判されたこともあるけれど、母親としては誰からも賞賛されたダイアナ妃はハリーのスピーチの中でも「世界一の母親」と称され、息子たちに惜しみなく愛を与え、一緒に笑い転げた思い出等が語られました。


ストレートだけどおセンチ過剰にはならず、母親だけでなく父親も誉め、更に一緒に事故死した人々のことも忘れたなかった優しさと、落ち着いた話し振りで、ハリーの評価は一気に上昇。


そんなに長くはないので、ここに全部載せときます。


長音記号2William and I can separate life into two parts. There were those years when we were blessed with the physical presence beside us of both our mother and father.


And then there are the 10 years since our mother's death. When she was alive we completely took for granted her unrivalled love of life, laughter, fun and folly. She was our guardian, friend and protector.

She never once allowed her unfaltering love for us to go unspoken or undemonstrated.


She will always be remembered for her amazing public work. But behind the media glare, to us, just two loving children, she was quite simply the best mother in the world. We would say that wouldn't we. But we miss her.

She kissed us last thing at night. Her beaming smile greeted us from school. She laughed hysterically and uncontrollably when sharing something silly she might have said or done that day. She encouraged us when we were nervous or unsure. She - like our father- was determined to provide us with a stable and secure childhood.


To lose a parent so suddenly at such a young age - as others have experienced - is indescribably shocking and sad. It was an event which changed our lives forever, as it must have done for everyone who lost someone that night.


But what is far more important to us now, and into the future, is that we remember our mother as she would have wished to be remembered, as she was - fun-loving, generous, down-to-earth, entirely genuine.


We both think of her every day. We speak about her and laugh together at all the memories.


Put simply, she made us, and so many other people, happy. May this be the way that she is remembered,長音記号2




王冠1出来の悪い弟だと皆から絶望視されたハリーですが、軍隊生活が性に合って自信を付けたのか、立派な若者になったという評判。いつの間にかお兄ちゃんyり背も高くなったみたいだし、ずっと同じガールフレンドと仲良くしてるのも好感が持てます。


チョキよしよし、ハリー、このままボロを出さずに頑張るんだよ。

パーティ好きなのは大目に見るけど、お酒を飲むと君は短気になるから心配だ。またパパラッチを殴ったりしちゃあ駄目だよ。


しかし、改めて思うけど、あのハリーもまともな大人になったようだし、もっと子供を産んで欲しかったわあ。

それが王室の嫁の一番大切な仕事なんだから(こんな事言っちゃまずい? でも本当だ)、夫婦仲が悪いくらいで放棄しちゃいけません。折角あんなに若くて丈夫で多産タイプだったのに、勿体ないこと。


というわけで、涼しい夏の日、節目となったイベントは大成功のうちに終わりましたが、もうこれでダイアナ妃の死亡に関連した行事は一切行わないそうです。 




ダイアナ妃の上のお姉さん、レディ・サラ。   下のお姉さんレディ・ジェーン白髪になっちゃったみたい。




弟のスペンサー伯爵は中年になって、先代伯爵にそっくりに。


10年前のお葬式では彼のスピーチは拍手喝采だったけど、今回は喋らせてもらえなかったのは、「王子二人の面倒は俺に任せとけ」と偉そうなことを言った割には全然実行できなかったし、彼の浮気が原因で二度も離婚してるからだわね。



Sirエルトン・ジョンも結婚相手(隣にいる男)と来てたけど、歌わせてもらえなかったね。


一緒にいるハイヒールお姉さんはハロッズの問題オヤジの娘で、今でも王子二人とは友達なんだそうです。

誰であっても、まずいことを言わない限りは招待されたんだ。暴露本を書いた元執事は嫌われて、呼んで貰えなくて抗議したんよ。


  




娘は招待されてもこのクソ親父は絶対招かれないのは誰にでもわかりますよね。


この日はハロッズで黙祷があったそうだけど、いまだに王室の陰謀だったと騒いでるこいつは救いようのない被害妄想にちがいない。私はハロッズで見掛けたことがあるけど、自分の店の中なのになんと4人の黒服ボディガードに囲まれてた。敵がわんさかいるんだろうよ。


しかし、このドディとダイアナの銅像の気持ち悪いことったら・・

ゲロ出そう~プンプン




 


というわけで、ハリーの人生にとって重要な意味を持つイベントになることでしょう。

可愛い従妹の少女(スペンサー伯爵令嬢。かつてはダイアナもそうでしたね)も尊敬の眼差しラブラブ


      宝石ブルー 人気ブログランキング