9月23日の日曜日のパリ日帰り旅行の続きです。写真はクリックで拡大します。



天井のシャガールはちょっと違和感ありですが、これがあるからこそのガルニエであり、その真下に座れて、これからついに憧れのオペラ座でオペラを観るのです。オイオイあせる


ロンドンのロイヤルオペラハウスより一回りこじんまりしていることもあり、豪華過ぎる装飾には圧迫感すら感じます。

  


バルコニーの前から2列目ほぼ正面という特等席は、知り合いから譲って頂いたもので、コベントガーデンでは舞台がちゃんと見えない席ばかりなのとえらい違い。


リヒャルト・シュトラウスのカプリッチョについてはまた別にオペラ記事として書きますが、奥行きのある舞台構造のこのプロダクションはこういう席で見てこそよさがわかるというもので、この席であることがありがたかったこと。


汗しかし、問題が一つ。


昨夜興奮してよく眠れなかった私たち、居眠りしてしまうのはないかしら、と朝から心配だったのです。


このオペラ、ラブシーンあり殺人場面ありという典型的なドラマチックなオペラではなく、数人がただ会話をするというおとなしい内容で、テーマは「音楽と言葉はどちらが大切か?」なのですが、悲しいかなドイツ語もフランス語もさっぱりの身には理解できないし、音楽は知的で洗練されてて美しいもののほとんど会話的でアリアもないので、どうしても退屈しそうじゃないですか?


しかも、休憩無しの2時間半ぶっ続け叫び


意味はわからずとも字幕を読んでみたりして頑張ったのですが、やっぱり、ちょっとだけですが、うとうとしちゃいました、二人とも。ま、これも極楽なんですけどね。(尚、隣のおじいさんは、起きてる時はすごく熱心だったけど、でもすぐ激しく寝込んでしまい、半分くらいは寝てました)


 
      始まる直前                       カーテン・コール


驚いたのは、開始前やカーテンコールでたくさんの人がフラッシュで写真をバチバチ堂々と撮ってたこと。おおらかなんですね、ここは。私はコベントガーデンではフラッシュなしでこっそり隠し撮りしてるんですけど。


それに、さすがパリですね、コベントガーデンより皆さんの服装はシックで洗練されているように見えました。


何人かの人に「綺麗ねえ」と声を掛けてもらったのですが、話なんてできないので、きっと皆さん、私たちは日本から来たんだと思ったんでしょうねえ。



5時に終了。

夕食までにはまだ時間があるけど、日曜日だからお店は閉まっているし、カフェも満席だったので、オペラ座のすぐ隣のグランドホテルのロビーで一休み。ガラス張りの天井からの光が明るくて気持ちの良い空間でした。


 



ナイフとフォーク夕食は、そのグランドホテルと同じ建物にあるCafe de la Paix というレストラン。開演前に座っていたカフェもここの一部ですが、中は広くてゴージャズ。


  

去年ロンドンでお会いしたあかねさんがアレンジして下さったのですが、全て美味しくて、さすがフランス。


私はダックとイチジク。カルメンさんのロブスターは目の前で料理されます。


    


 
        デザートのしっかりしたミルフィーユと、イチジク添えアイスクリーム



フレンチ・レストランはロンドンにもあるけれど、ここではフランス語が聞こえてくるのが本場の臨場感。


ドキドキ日本のあかねさんファンの皆さ~ん、

フランス語を流暢にお話になるあかねさんは一段と素敵でしたよ。ホント、かっこいい~!



美味しい食事とゆったりとゴージャスな雰囲気の中、一年3ケ月振りにお会いするあかねさんと3人でお喋りして楽しいときを過ごすことができ、8月の家族パリ旅行の際の惨めな食事のリベンジをすることができましたニコニコ


時計しかし、お喋りをエンジョイし過ぎて、レストランを出るのがつい遅くなってしまい・・・・・、

タクシーを捕まえるのが大変そうだったので、結局またメトロで北駅まで行ったのですが、ユーロスターへの乗り継ぎはちょっと距離があるので、あとまだ10分以上あるから乗り遅れることはないだろうとは思いつつ、駅の中で小走りしてしまいました。入国審査もあるので、かなりギリギリですもんね、これでは。 ハアハアDASH!


あ~あ、着物姿でパリでみっともない姿を見せるのだけは避けようと思ったのにぃ・・・


満席のユーロスターでまたお喋りしてるうちにあっという間に、予定より早く、2時間半でウォータールー駅に到着。私は地下鉄で、駅まで迎えに来てくれたトーチャンの車で11時に帰宅。


ということで、大騒ぎのパリ行きも全て予定通りスムーズに運び、長かったけど楽しい一日でした。


ずっと着物でいるのは苦にならないのですが、最後は小雨になり、ギリギリセーフで家に着いたようです。それからちょっとした嵐になり、翌朝は風と雨の珍しくおそろしい天気でしたもの。


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