今日はROHの入り口に展示されているリングの主要登場人物であるブリュンヒルデの衣装4つの写真を撮ってきました。 クリックで拡大します。
左から
1974年のワルキューレでグイネス・ジョーンズが着たもの
1989年のワルキューレでグイネス・ジョーンズが着たもの
1995年に神々の黄昏でデボラ・ポラスキが着たもの
1949年に神々の黄昏でキルスティン・フラグスタッドが着たもの
しかし、笑っちゃうのは紙袋ですが、一体どのシーンだったんだ?
尚、昨日の記事の中の黒い衣装も1995年にアン・エヴァンスの着たブリュンヒルデでした。
今日の「ワルキューレ」は、トーチャンを連れてってあげました。
というより、ワグナーは嫌だというトーチャンを強引に引っ張っていったというべきか。
一緒に行く予定だった人が急に行けなくなって切符が余ったからですが、一人で行くのはかまわないし、お金の問題でもないのですが(僅か8ポンドですから)、一応ドミンゴも出るし、誰も行かなかったら勿体無いですもんね。
トーチャンがワグナーを嫌がるのはおそらくおじいちゃんが嫌いだと言ってたからにちがいありません。オペラ好きなおじいちゃんでしたが、ワグナーを毛嫌いしたのは、ヒットラーとのつながりを嫌悪したのではないかと思います。
大して気が進まなくても、行くと決めたらちゃんと準備をする性格ですから、あれこれ読んで急にワグナーの知識が増えたトーチャン ウンチク垂れてましたわ。
日曜日の「ジークフリート」の切符も同様に余っているのに、ワグナーは嫌だと言う人ばかりで諦めていたところ、トーチャンにワルキューレの素晴らしい第一幕を見終わったところで「そちらもどう?」と誘ったら、今度は渋らず二つ返事に「行く!」だって。
おじいちゃんが生きているときは皆で時々オペラに行きましたが、久しぶりのオペラで彼なりに感動したようで、少なくともワグナー嫌いはなくなったみたい。
しかし、トーチャンもオペラにはまると、我が家の家計に響くからなあ・・・。
いつもこんな安い切符じゃ嫌だもんね
トーチャンと一緒でなくても、今日は5時開始なので着物では行けませんでしたが、この6時間近いオペラに着物でいらしてた方を発見。若い西洋人女性で、なんと黒の留袖を。帯は文庫。私が素敵ですね、と声を掛けたら、とても喜んでくれました。でも、渋くて素敵でしたが、やっぱり濃い色の着物はナンですね。私ですらすぐ近くに寄るまで気付きませんでしたもん。