(リングの記事ばかりでは、オペラに興味のない方に申し訳ないので、他の話題も時々混ぜることに致しましょう)
おだやかな秋の日、トーチャンとムスメと一緒にロンドンに行きました。
目的は、
・ムスメが大学の先生から見ておくように言われた建築家の展示を観にミュージアムへ
・来週はムスメの誕生日なので、前祝いランチとプレゼント・ショッピング
ロンドン・ブリッジ駅からミュージアムまで、テムズ河畔の散歩道を歩くとロンドン塔やタワー・ブリッジがよく見えます。ロンドンは変っていないようでも(そこが良いところなのですが)、この辺りは一昔前に比べると本当に整備されて気持ちの良い場所になりました。 (写真はクリックで拡大)
ギャラリアというショッピングモール 向こう岸にロンドン塔
タワー・ブリッジ 博物館になっている軍艦ベルファスト
ガラスのカタツムリはロンドン市庁舎。タワー・ブリッジのすぐ近くです。
タワー・ブリッジを越すと、観光客はいなくなって、ロンドンっ子のエリア
デザイン・ミュージアム という小さなミュージアムでザハ・ハディッド Zaha Hadidという1950年生まれのイラン人の女流建築家の展示をやっています。
脱構築主義というのだそうですが(スペインのビルバオにあるグッゲンハイム美術館 が最も有名。設計は他の人ですが)、まっすぐな平面が全くない超ヘンテコリンな建物ばかりなので最初はぎょっとしましたが、多くはアイデアだけで終わったものの、実際に建てられたものも数多くあるのは立派。実際に建てられた彼女の設計の建物はなんと80年代終わりの札幌のモンスーンというレストランだったそうです。今建設中の広州のオペラハウスがもうすぐ完成するようですから楽しみです。
しかし、うちのムスメは建築を勉強しているわけではないので、目的は建築そのものではなく「模型」なんです。
大学で立体デザインを先月から学び初めたばかりのムスメはまだどういうモノを専門にするのかこれから考えるのですが、建築関連の模型作成も選択肢の一つなので、熱心に一つ一つ観察して写真を撮ってました。
もうすぐそれらしいモノも作り始めるようで、色んな材料を買い込んで家でもあれこれ試しています。昔から絵を描いたりモノを作ったりするのが大好きなムスメは、好きな道に進んで大学に毎日張り切ってバス通学。やりたいことが迷うくらいたくさんあるのは素晴らしいことだし、立体的なモノを作るにはまず絵を描くことが必要なので、得意な絵も生かせているようです。
というわけで、堅実に職人の道を選ぼうとしているムスメは、楽しみながら頑張っています。
広州オペラハウス Hadidは家具やシャンデリアなどもデザイン
ランチはホルボーンの祭レストラン の日本食。
実は私は先週も行ったのですが。開店5周年で土曜日のランチが半額なんです。
この中流ジャパニーズ・レストランで3人でお腹いっぱいデザートも食べて47ポンド。ロンドンではお得値段です。
ここでトーチャンは帰宅してもらって、後は女二人でショッピング~
しかし、すでにクリスマス・デコレーションが飾ってあるオックスフォード・ストリートはもの凄い人出。
根性で洋服や靴をあれこれ買い込んだけど、あれだけ人がひしめいていると疲れること。これでクリスマスが近づいたらどどうなることやら。もう今年中は週末に買い物になんか絶対行きません。
誕生日は来週日曜日なので、その日はムスメに着物を着せて20歳の記念写真でも撮ろうっと