１１月４日はムスメの２０歳の誕生日でした
日曜日だったので、着物で記念撮影。
三年連続で誕生日にカーチャンの着せ替え人形ごっこに付き合ってくれました。
去年はおばあちゃん の戦前レトロ、一昨年は借物の振袖 でしたが、今年は私が手持ちの中で一番好きな着物にしました。 (私が成人式に着た振袖はまだ実家に置いてあるので）
この椿柄の付け下げ小紋は、おそらく私が２０歳前後のときに母が買ってくれたものですが、お琴の演奏会やお茶会用に時々誂えてもらった中で、母も私も一目で気に入ったのをよく覚えています。
私のを選ぶ時には顔写りを見るために連れていかれ、私の好みや意見など全く無視して呉服屋さんと母とで勝手に決めていたわけですが、近所の呉服屋さんでは手ぶらでは帰れず、気に入るものがなくても広げてくれた中から仕方なく選んだこともありました。
でも、この華やかな綸子は、（私に似合うかどうかは別にして）、「あ、絶対これ！」と即決
ロンドンにも随分前に持ってきて、子供が産まれる前から、会社のクリスマス・パーティなどで何度か着ました。今でもここぞと言うときには登場します。
帯は最近日本に帰国された方から譲って頂いた鮮やかな朱色の袋帯。これをなんと私は自分で締めようと思って買ったわけで、「ここはロンドン、なんでもＯＫ、華やかにしなくっちゃ」、といういつものキャッチフレーズを実践してます。
近いうちにこれでオペラハウスに行こう～っと！
写真はクリックで拡大しますので、柄もよくご覧下さいまし。青い蝶々が逆さまだけど・・・
おめでとう～！ でも、すっぴんムスメ、口紅くらい付ければよかったかしら？
人の悪口など絶対に言わない優しい子で、小さい時から従順で分別があり、私は親として叱ったことなど一度もないのです。シャイで控えめ、まるでふた昔の大和撫子風情のうちのムスメ、トーチャンに似たのでしょうが、コツコツと自分の世界を作って、幸せを掴めますように・・・ 彼女のおかげでトーチャンもカーチャンも幸せにしてもらえて感謝です。
イギリスでは２１歳が大人になる特別な年なので、来年が節目です。
（
今までのイギリスでのムスメの着物姿は、この→ファミリー
というテーマ別に入っています。）
