祝日11月20日は、エリザベス女王陛下とエジンバラ公フィリップ殿下の結婚60周年クラッカークラッカー


18日は近親者だけの正装のディナーがクラレンス宮殿で、そして19日には、結婚式が行われたウエストミンスター寺院で記念式典がありました。


  

                     ナイフとフォーク  18日のディナー ワイン


どんなカップルでも、60年一緒にいるって凄いことで、二人揃って生きてるだけでも充分ラッキーってもんです。 実はトーチャンの両親も彼らと同じ月に結婚したので、生きていれば今月初めにダイアモンド婚式だったんだけど、二人ともあの世ですもんね。ま、それが普通でしょうが。


王冠1なのに、81歳の女王様と85歳のフィリップ殿下は、心身共に健全であるだけじゃなくて、仕事も現役バリバリで、公務で忙しく過ごしておいでです。つい最近、殿下は心臓が悪いのではないかと言われたときも、「おいぼれ扱いせんといてくれ。わしゃ、まだ元気じゃぞい」と仕事のペースを落とすのを拒否した元気なじいさんです。時々口が滑ってヒンシュク買う人だけど、それもまあご愛嬌。


ラブラブまだ女王様が少女の時に初めて出会って(偶然じゃなくて、結婚させるつもりで後ろで糸を引いていた人がいたわけですが)、彼女はすぐにボーっとなり、それからはわき目もふらず彼一筋だったそうですから、初恋を実らせた幸せな女性です。長い間には勿論色々あったでしょうが、一度も夫婦仲が悪いという話は聞こえてこず、最初の出会いでハンサムな海軍士官だった彼は今でも立派に原型を留めていて、85歳の今も素敵なのは奇跡的かも。

恋の矢フィリップ殿下は、子沢山のヴィクトリア女王がヨーロッパ中の王室に嫁がせた娘たちの子孫で、エリザベス女王とも血縁。ギリシャの王子様だったけど(民族的にはギリシャ人ではありません)、称号だけで一文無しの身だったのを近親のマウントバッテン卿(79年にIRAのテロで爆死)の計らいで首尾よくお婿さんになれたのもその美貌のおかげだったでしょう。男も美しい方が得ってことです。


(話が反れますが、この夫婦の出会いの状況はヴィクトリア女王とアルバート公夫妻もよく似てて、ドイツの一地方の貴族の次男坊でお先真っ暗のアルバートが入り婿になれたのもやはり美貌で若いヴィクトリアをたぶらかしたからなんですよ。)


フィリップ殿下は公の場ではいつも女王様の一歩後ろに控える影のような存在ですが、家庭では彼がボスで全てを取り仕切っているということです。自分の卒業した軍隊風スパルタ寄宿校に、ヤワな性格のチャールズ王子を無理矢理入学させて不幸にしたのも彼の一存。そういう失敗があっても、公務で忙しい女王様にはありがたい存在にちがいありません。(トーチャンが主夫の我が家も然り)


ともあれ、良い君主たるべきことを目指して義務第一で一生を捧げた女王様ですから、皆の模範になるよう結婚生活も立派に遂行なさったにちがいありません。頭が下がります。

プレゼント

記念日である20日は、海軍士官だった殿下の駐屯地マルタ島で過ごされるそうですが、父王が早死にして25歳で国家元首になる前の新婚時代を気楽に過ごしたマルタ時代が一番幸せだったというのが定説です。


60歳になっても就職浪人で気楽に過ごしている人がいるのはナンですが、女王様もフィリップ殿下もいつまでもお元気に過ごされますよう・・・。女王様が亡くなったら、英連邦とかどうなるかわかったものではありませんからね。



      


王冠119日のウエストミンスター寺院での式典。ウィリアム王子が聖書の一節を朗読。
  

  


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