ドレスデンってどんな所だろう? 


観光地である旧市街は写真で見る通り古いヨーロッパの美しい街並みだけど、一歩外れたら、ちょっと前まで社会主義国だったんだから、もしかしてまだ西側に追いついてなくて貧しいのかも、と旧東側に行った事のない私は想像してました。


私のホテルは中心から少し離れたごく普通に人が住んでる地域だったし、ちょっと離れた田舎に出掛けたり、住民の繁華街にも行ってみたのですが、


思い込みとは全然ちがってて、場所も人も見るものほぼ全てが立派で清潔で、生活水準はすごく高そうでしたよ。

帰って来た時、「うわっ、ドレスデンと比べたらロンドンってなんて不潔なところなんだ。」って嫌になってしまったほど。





清潔な電車とトラムはどちらも乗車券が僅か1.8ユーロ。


ロンドン住民には信じられないくらいの安さです。






観光としてのドレスデンの見所は少ない上にコンパクトにかたまっているので一日で充分ですが、広々とした広場が気持ちいい古典的でロマンチックな街。「エルベ河沿いのフィレンツェ」と言われているそうですが、たしかにちょっと雰囲気似てるかも。

 

  


でも、ここには悲しい歴史があり、第二次世界大戦でのイギリス軍の爆撃で大きな被害を受け、瓦礫の山になってしまったそうです。その欠片をジグソーパズルのように組み合わせて復興した愛着と執念は凄いし、美しく蘇った感慨深い不死鳥の街です。


4日間で同じ所を何度も歩いたのですが、写真をまとめてアップしますので、その哀しくも美しいドレスデンのロマンを感じて頂けるでしょうか。好きなのをクリックで拡大してください。


尚、ドレスデンについてざっと知りたい方はウィキペディア へ飛んで下さい。




なぜかオペラハウスの前にのサンタクロースの集団が。天使も一人いました。オートバイで来たみたいだけど、どんな集まりだったんでしょうね、6月に。

  

ゼンパー・オーパーが一番重要で立派な建物なので、ドレスデンを訪れる人は少なくとも絶対中に入るべし。ドレスデンの街同様、こじんまりしてるのに広々として、新しいけど古い雰囲気で、すごく素敵なことは保証します。

見学ツアーがあるのかどうか知りませんが(多分ないです)、安い切符で是非何か聞いてください。


私たちはこの芸術の香り高い空間に身をおきたくて、3晩ともそこで過ごしました。




  
 ツヴィンガー宮殿の外と中庭。


↓ 宮殿の一部は博物館と美術館になっていて(アルテ・マイスター)、私たちは美術館に入りました。二匹(二人?)の悪がき風天使で有名なラファエロの「システィーナの聖母」が最も有名かな。フェルメールも2点。


  



  

オペラハウスを眺めるロケーション抜群のカフェには昼夜何度も行きました。別の石畳の広場も広々。


  

 オペラハウスのある広場に面する教会の中はどうってことないですが、


 この聖母教会の内部は壮麗!まだ最近できたばかりなので真っ白。金々ゴテゴテだけど、新しいっていいわ。

外部は黒い部分の古い瓦礫と白い所が新しい石の組み合わせがユニークで、お土産物から判断するとこの教会がドレスデン観光のナンバーワンの売り物のようです。


ほら、入り口に観光地ならではのおじさんもいるでしょ。きっと由緒ある衣装なんでしょうね。


 
  


             

オペラハウスで5年間指揮者だったワグナーの像                 大学




 


約100メートルの壁画「君主の行列」は24000枚のマイセンの磁器タイルで、石畳の道とマッチ。



   裏側はこんな風    







観光地として人気があるのでしょう、旧市街は狭いのにレストランが驚くほど多かったです。


私たちは食べることが目的ではないので、事前にレストラン検索などはしてなくて、なるべくローカル料理を食べるようにはしたのですが(不味いものもありましたわ)、見かけのごついドイツ料理は絵にならないので写真は撮りませんでした。


ドイツ人はケーキが好きなのでしょうか、イチゴがゼリーの中に入っているような大きなケーキとかをおじさんたちもカフェで食べてました。

甘いものが苦手な私のお気に入りはさっぱりしたチーズケーキで、いくつ食べたかしら? 苦労して持ち帰り、家族へのお土産にもしました。


dognorahさんが2泊でお帰りになった後、私と高月さんは3泊するのですが、ドレスデンは一日で充分なので、普通だったらすぐ近くのマイセンに行くのでしょうが(マイセンがあるので日本人観光客も結構多かったのかも)、私たちは全く趣の異なるところに遠足しました。

それは又別にアップしますね。



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