今回のローマ家族旅行、決して貧乏旅行にしようとしたわけではありません。
それどころか、「働いているからちょっと豪華な旅行もできるんだ」とでも思わないと会社行くのが嫌になってしまうし、多分ローマに行くのはこれが最後だから少しは背伸びして、一生の思い出を作ろう、と思っていたんです。
でも航空券は初めて格安なのを買ってみました。ここで贅沢しなくても無事に着きゃいいんですものね。その分ホテルに回した方がお利口でしょう。
安かろう悪かろうという偏見を持っていたトーチャンを説得して、ヨーロッパ路線では最大手のR社にしましたが、最初に見た日の値段はなんとゼロ。税金やら手数料でもちろんタダってわけにはいかないので、数十ポンドにはなるのですが、それでも200ポンドくらいするスケジュール便よりはうんと安い。
翌日になったら、アレーッ、値段が上がってゼロじゃなくなっちゃったよ~。
と言ってもまだ空港へのエクスプレス電車より下だからこのへんで買っておきましょう。
まだこれから実際に乗るまでになんだかんだとチビチビふんだくられるらしいので油断はできませんが、今のところ、ローマ往復が東京から大阪への新幹線片道くらいでしょうか。
じゃあ、飛行機で浮いた分、ちょっと良いホテルにでも泊まろみゃ~。
と、ネットであれこれ探しました。
何度も行ってると、「わ、素敵!いつか泊まりたいわ~」とか「ロケーションが最高」と思うホテルがいくつかできるわけで、今回はチャンスだ。
例えば、
私がローマで一番好きな場所であるナボナ広場近くの蔦(つた)に覆われたロマンチックな Hotel Raphael
。敷居が高そうだけど、うーん、やっぱり値段もすごい。7泊すると二人部屋でも2千ユーロ。
じゃあ、何度行っても感動するパンテオンの前のAlbergo del Senato
はどうだ。
3人部屋で7泊するとこれも2千ユーロ以上・・・泊まれなくはないけど、今ユーロが強いから、かなりきつい。
勝手がわかっているという点では12年前に泊まったことのあるSavoy Hotel
。高級なベネト通りにあって、界隈には豪邸が立ち並んで素敵なのよ。でもこれで2人部屋ですら2千ユーロ以上・・・。
いっそ、窓を開けると目の前がトレヴィの泉というFontana Hotel
はどうだ?夜中までがやがやしてそうだけど、これぞローマ。
しかし、
どれも高いな~~
かと言って、雰囲気の悪いテルミナ駅のあたりの安ホテルはできれば避けたい。それでも軽く千ユーロはするだろうから。
そうだっっ!
ミクシーで何か見つかるかも。よくロンドンで短期間のフラットありますっていう個人的オファーがあるから、それのローマ版があれば。
ありました~
なんてったって安いのが魅力。 (← さっき言った事と矛盾)
スペースに余裕がありそうなそのB&Bは街の真ん中ではないのがちょい不便だけど、そんなに遠くはないし、観光地ではない普通のローマに滞在するのも面白そうだ。
唯一不安なのはエアコンが無いことで、果たして9月のローマで生き延びられるかどうか考えるとぞっとするけど、それを補っても余りある(?)モノがあるんですよ、ここには。
冷蔵庫もありがたいけど、日本語パソコンがあるというのが決め手になりました
パソコン依存症の私にとってはキーボードから離れるのがホリディじゃないの?と自分でも思うのですが、
でもやっぱりあると便利だし、1週間も離れると禁断症状が出そうで、そっちの方が精神衛生上よくないにちがいないです。
一日中歩き回って夜はぶっ倒れてるでしょうから、長い間パソコンに向かうことはできませんが、ブログの更新も少しはできるでしょう。
観光地なら英語でOKでしょうけど、ここではレストランで英語のメニュがあるとは思えないし、この辺りの散策もしたいので、やっぱりちょっとイタリア語がわからないと困っちゃうかもしれないでしょ?
というのが、私が「イタリア語会話集」を読んでる理由です。ローマは最後でも、他のところにはこれから行きまくりたいと思ってるし。
というわけで、最初に夢見た「優雅なローマの休日」とは正反対になりそうですが、「節約した分レストランで使ってもいいでしょ」、と無理矢理トーチャンを引っ張っていくことにします。ローカルだと美味しくて安いかもしれないしね。