晴れロンドンも急に暑くなり、日曜日は今年で一番ホット。30度以上のこんな日は冷房の効いた映画館で過ごすことにしようと、家族3人で新作映画2本をはしごしてきました。



1Wall-E 


ムスメはすでに友達と観に行ったのですが、また是非観たいと。評判も上々です。


CGのPixir社製作のディズニー映画で、ゴミ処理ロボットが主役。環境汚染をテーマにした壮大なストーリーで、子供だけに見せておくには勿体ない名作。


ディズニーだから心温まるのは当たり前ですが、細かいところがすごくよく出来ていて、何度も観てしまう映画ですね、これは。DVDになったらすぐに買います。


日本公開は12月だそうですが、こちらでちょっとご覧下さいませ → ウォーリー動画予告編 (日本語)




2Mamma Mia!


ご存知アバのミュージカルの映画版ですが、私の目当てはコリン・ファースドキドキ


普通なら、「誰が一番歌が上手かしら?」ってなるところ、歌を全然売り物にしてない俳優さんたちが自ら歌っているので、「ねえ、誰が一番下手だと思う?」って話題で盛り上るでしょう。メリル・ストリープは台詞に節をつけただけ程度でも、さすがに名女優、それなりに聞かせますが、コリンと先代007ピアース・ブロスナンは・・・


この二人に歌わせようとしてプロヂューサーはこんなこと言ったのではないでしょうか?


「Mrブロスナン、ジェームス・ボンド時代にはできなかったことをやってみましょうよ。歌が心配? ご安心を。コリン・ファースより貴方の方がずっと上手ですから」


「Mrファースさん、大丈夫ですよ、笑い者になるのならブロスナンの方ですから」。


お二人とプロヂューサーの勇気に脱帽です。


どちらがより下手かはご自分で判断して頂くことにして、歌らしくない歌というのも新鮮で面白いし、痛々しい目くそ鼻くそのコリンもピアースも素敵だから許しましょう。


それと、

舞台でミュージカルを見たときは、ギリシャの紺碧の海と白い家を背景にして観られたらいいのに、と思ったのだけれど、実現してみると、舞台という限られた空間の中でこちらの空想力を働かせる方がいいのかも・・・という気になりました。戸外で実写すると、ミュージカルって不自然過ぎてしらけちゃうの。


以前はそんなこと思わなかったのに、これは私がここ数年舞台で生オペラをたくさん観たから感じ方が変ったのかしら?


ま、それはともかくとして、この映画、一度観るには充分楽しめますが、歌がこれでは何度も観たいとは思わないでしょう。


写真や動画はこちらでどうぞ → Mamma Mia 1   Mamma Mia 2



ドクロということで、どちらかしか観られないのであれば、絶対ウォーリーがお勧めです。


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