9月7日 日曜日 薄曇り

一度くらいはローマの街を離れて郊外に、ということでティヴォリへ。
行きはFR(元国鉄)の各駅停車で1時間、帰りはノンストップで35分。

かつては別荘地であり(古代ローマ時代から)今は観光地という豊かで賑やかなイメージとはだいぶちがい、街はぱっとしなくてシーンとしたゴーストタウン。

なによりも公共交通の便がすごく悪くて不便。元国鉄の本数が一日に数える程少ないのは調べておけば済むけど、私が行きたかったハドリアヌス帝のヴィラへのバスは40分に一本しかなく、しかも時間が決まってないんですって。タクシーもいなかったし、行ったら帰ってこられないかもしれないので、結局諦めました。

今の私にとって注目の人ハドリアヌス帝の夢を実現した素晴らしい別荘が見られなくて残念。まあ、とてつもなく広大なので、マメで痛む脚には無理でしょうけど。

で、結局行ったのはヴィラ・デステ(エステ家の別荘)だけ。16世紀の枢機卿の別荘ですが、大規模は噴水が今も美しかったです。

ティヴォリの街を散歩して、紀元前の神殿などを見て、6時にはテルミニ駅に帰ってきました。

モダンででっかいテルミニ駅の中を歩いて回り(これも観光)、トーチャンの好きなセルフ・サービスのレストランで夕食。まあ美味しかったのでいいですけどね。

その後は昨夜に続く夜景ツアーその2で、地下鉄でコロシアムへ。写真を撮るだけなのに、偉く時間が掛かるんです。

地下鉄でバチカン近くの駅まで行って、そこからはタクシー。

トーチャンは折角バチカンから歩く道順を調べたのに、と不満そうでしたが、私は上り坂を30、40分も歩くのは絶対嫌です。明日の朝は下り坂だし歩きたいとか言ってましたが、勝手にしろ! 私は乗り物で行ってローマで待ち合わせします。

今日のトーチャンの万歩計は17,500歩と少なかったですが、ティヴォリ行き帰りの電車の中で座っていたからですね。それ以外はほとんど立っていたし、ヴィラ・デステの階段上の庭園は結構しんどかったです。


明日は丸一日観光できる最後の日ですが、コロシアムの内部見学、フォロ・ロマーノやパラティーノの丘という古代ローマに思いをはせるコースです。夕食は無理矢理レストランに行くつもり。

なんか、夫婦喧嘩の愚痴ばかり書いているようでナンですが、帰ったら綺麗な写真をお見せしますので。