仕事が忙しい上にオペラに2度行って、慌しい一週間でしたDASH!

最後の力を降り絞って、ローマ苦行記事、3日目その2は写真中心であっさりいきましょう。

これでやっと半分・・・



<9月5日 金曜日 その2>          カメラ写真はクリックで拡大します


カラカラ浴場、真実の口の後は、歩いてまずマルケルス劇場Teatro dei Marcelloへ。



ジュリアス・シーザーが建設を始めた円形競技場で、アウグストゥス帝によって完成。当時は高さ32メートル、41のアーチを持つ2階建て、1万5千人収容で、数十年後のコロシアムのモデルとなったデザインだそうです。


ロンドンにも古い建物のファサードだけを残して後ろを立て直したビルがたくさんありますが、これも様々に使い回されて、今はこんな姿にはなり、後ろから見るとナンですが、それでも生き残ったのは立派です。


ローマにはこの手の遺跡がたくさんあり、原形をとどめていなくて観光名所にはなれなくても、時代を超越したローマらしくていいと思いませんか?


      




とは言っても、再利用はしてもらえなくても、半壊でも、そのままの形で一部でも残る遺跡はやはり見応えがあり、当時に思いをはせることが容易です。そんな例として、壊れた橋Ponte Rotto(紀元前2世紀)と、神殿と図書館だったオッタヴィアの列柱Portico de Ottaviaをどうぞ。
  



旧ユダヤ人地区Ghettoの小さな路地をいくつか抜けて、オジーチャンが見つけられなかった亀の噴水も探し当てて嬉しそうなトーチャン。

こんなかわいらしい噴水を見られなくて、オジーチャン残念だったね。

  

前は定春、後ろはキティちゃんか・・・



ハンバーガーランチは今日もまたファースト・フードで、サラミとチーズのホットサンドイッチをカフェで立ち食い。


凄くいい加減な腹ごしらえの後は、カンピドーリオの丘Monte Capitolinoに急ぎましょ。


  

急な階段を上ると、ヴィットリア・エマヌエーレ2世記念堂Monumento a Vittorio Emanuele II


1911年完成のこの巨大な白亜の殿堂は、インク壷、ウエディングケーキ、果ては入れ歯とまで呼ばることからもわかるように、重厚なローマの雰囲気にそぐわないことナンバーワン。



どこからでも嫌でも見えるのだけど、実際に上まで行ったのは初めてでしたが、想像よりもずっと大きくて細部も立派。


遠くから見てたら俗悪でやたらどでかい邪魔物と思っていたんだけど、


大理石の白さが紺碧の空とのコントラストで美しいったら!キラキラ


古代ローマもこんな感じで神殿などがひしめいていたんでしょうね、広々として気持ちの良い空間で、眺めも抜群。

      

        
正面下はヴェネツィア広場Piazza Venezia/最古のショッピングモールであるトラヤヌス帝のマーケット




  

カンピドーリオ広場Piazza Campidoglioミケランジェロ設計。Vエマヌエーレから見下ろせるのに、直接下りてはいけないので、さっきの大階段で下まで下りて、すぐ隣のちがう階段で又ふーふーと。


広場に両側に立つのがカピトリーニ美術館Musei Capitoliniで、一般公開された世界最古の美術館だそうです(15世紀後半)。


絵画と彫刻の展示作品もなかなかの質と量で、写真でよく見るローマ皇帝の胸像のオリジナルはほとんどここに。ハドリアヌスとその仲間たちは今ロンドンですが。

  

  

  あまりに可愛くて。 蛇が・・?                  カラヴァッショ X 3




      

   あまりに大きなどすこい像は中庭に


でも、大きくても大切なマルクス・アウレリウス帝の像は館内の大部屋を占領して恭しく鎮座(広場にあるのはコピー)
 

      

  

美術館のバルコニーから、フォロ・ロマーノが一望に見渡せます。遠くにコロシアムも見えるでしょ。両方とも後日じっくり見物に行きますので。



ヴェネチア広場から眺めるVエマヌエーレ・モニュメントが夕陽でピンクに染まって、これもまた綺麗宝石赤 今までは嫌いだったけど、接してみたら好きになりました。

態度のでかいキザ男だけど、お知り合いになったら案外魅力的だったようなものかしら?


昨夜はレストランでフルコースでしたが、お金も時間も掛かったので、今夜はお安く手早く、アパートの近所の切り売りピッツァ屋さんへ。

何種類か少しづつ食べたけど、どれも美味しかった。 ロンドンで食べるピッツァと比べたらあかんけどね。

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