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<9月8日 月曜日 その2>


コロッセオを眺めながら食事のできるレストランで休んだ後は、なんだか足の痛みがほとんどなくなったのでした。やっとマメがつぶれたのかも思ったのですが、そうではなくて、(後でみたら)なんと液体マメが足の指の内側に移動してたんですわ。片方だけですが、これで靴にあたらなくなったのでずっと楽。もっと早くそうなって欲しかったわよね。

  


すごい青空でしょ?

温度もぐーんと上がって、たしか33度くらいだったでしょうか。「俺はガキじゃないんだから帽子は被らん」といつも言ってるトーチャンもさすがに今日は日射病になると思ったか、ムスメのキャップを借りました。で、ムスメに私の白い帽子を被らて、私は傘をさしました(ガイドブックめくるのに不便でしたが)。この暑さですからね、雨傘使ってる女性は結構いました。


ここはご存知古代ローマの政治、経済、宗教の中心フォロ・ローマForo Romano


時間のない観光客はたとえここまで来ても、左右をちらっと見ながら通り過ぎるだけでしょう。私も3回来たことがありますが、いつもそうで、せいぜい2、3箇所をじっと見る程度でした。


だけど、今日の私たちは早目にランチを終えて、午後はここだけのつもりですから、じっくりゆっくり見学できます。

トーチャンがガイドブックの説明を読み上げ、私が2冊持ち歩いてた日本語ガイドブックで補足して一つ一つの遺跡を観察するのですから、時間掛かりましたよ。

     

       レジア(王宮)                      ヴェスタの神殿


  

                                  ティトウスの凱旋門


晴れ晴れ

それにしても、お店もないこんな所で、この炎天下に長時間いて、ペットボトルの水がなくなったら干上がってしまうですが、


あちこちに冷たい水が流しっぱなしになってるのは夏のローマの素晴らしいところ。ローマ中でお世話になりましたが、ここで一番ありがたさがわかりました。

マクセンティウス帝のバジリカBasilica di Massenzioは4世紀の巨大な会堂。


走る人走る人走る人

すぐ隣のパラティーノの丘Monte Palatinoに上ってみました。


私も初めてなのですが、まあなんとここからのフォロ・ロマーノの眺めの素晴らしいこと!目


無料のフォロ・ロマーノと違い、パラティーノは有料だし丘に上るのはしんどそう、なんて言わずに、皆さん、ローマに行ったら絶対この丘に上るべし。です!

  

  

  


入場料を払わなければならない丘の上には何があるかと言うと、


まず、16世紀のファルネジアーニ庭園というのがあり、上の眺めはここのテラスからなのですが、世界最初の植物園なんだそうです。ティベリウス帝の宮殿があった所を破壊して作ったわけで、折角の古代ローマの遺跡の一角のお邪魔モノ。

  


これ以外は、ひたすらローマ帝国の遺跡がたくさん残ってて、ここは共和政時代からの超高級住宅地ですから、
想像するだけでワクワクするような歴代の皇帝や貴族の邸宅跡がいくつか残っていて、しばし古代のロマンに浸れます。今回ローマで私が一番うっとりしたのはここ。


  

 紀元81年にドムス・フラヴィアを建てたのはドミティアヌス帝(モーツァルトの慈悲帝ティトウスの悪弟)


  

     ↑ 馬場馬馬


   

向こう右手はチルコ・マッシモという巨大競技場で、二輪馬車で駆けるベン・ハーの世界ね
  

                         
  

この地下道はネロ帝がドムス・アウレア(黄金宮殿)とパラティーノの通路として作ったものですが、無粋な通路ではありませんよ。びっしりと美しい装飾が施されていたそうです。




フォロ・ロマーノもパラティーノもベンチなんて置いてありませんからね、疲れたらそこら中に転がってる遺跡に腰掛けてもいいみたいです。博物館の前で、一番お尻が痛くなさそうな柱にどっこいしょ。


この後、歩いてベネチア広場周辺を見学し、パンテオンのある広場のレストランで夕食後また夜景徒歩ツアーなのですが、今日はこれで時間切れ。堅気のサラリーマンの辛いところね。



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