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<9月9日 火曜日>
7泊8日のローマ旅行も終わり、夕方のフライトでロンドンに帰りますが、もちろんギリギリまで観光しますよ~。
安全を期して、テルミニ駅から歩いていける所に限定ですが。
テルミニ駅の荷物預けにバッグを3個預け、まずすぐ近くのサンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂Santa.Maria Maggioreへ。。
あら~、でもなぜかドアが開かないの。教会でも閉まるわけ?工事中?
とぶつぶつ言いながら諦めたんだけど、帰ってきてからガイドブックをよく見たら、この立派な階段はなんと裏側らしいです。私は20年前に入ったことがあるけど、どこか入り口かまで覚えてないしね。
ま、ただのでっかい教会でしょうから、別にミスってもいいです。
次の場所は大切です。今回私が絶対に行きたかったオペラハウスですから。
もちろん今はシーズンオフで閉鎖中で中には入れませんが、どんな建物か見たかったんです。
Teatro dell' Operaの出し物は世界レベルで注目されることはないですが、それはこの掲示板のビロビロさが物語ってますね。
ところで、私の腕の日焼けは、1ケ月経った今でも取れず、みっともないラインがついたままです。
噴水にこだわるトーチャンはバルベリーニ宮(国立古典絵画館)のすぐ近くにある四つ角にある四つの噴水に行かなくちゃと。16世紀のこの噴水にねそべっているのはギリシャの神々。これらが作りつけてある建物自体はそんなに古くはないでしょうから、ここだけずっと残しているんでしょう。
リパブリック広場に面するサンタ・マリア・デッリ・アンジェリ教会Santa Maria degli Angeliはミケランジェロの設計ですよ。古代文明に敬意を表するために、古代ローマの浴場遺跡を最大限に活用したそうですが、その後の改装で多くは隠されて、今は入り口だけに見られます。ドアは近代的で、古いものばかりのローマではこうしたモダンな装飾は印象的。
ナイアディの噴水Fontana delle Naiadiは百年ほど前に完成したもので、広場の衆院の半分は回廊のあるふたつの建物で囲まれているのですが、これは古代浴場を囲んでいた壁の半円を利用したものだそうです。
三世紀末のディオクレティアヌスの浴場Terme de Dioclezianoは三千人が一度に入れるカラカラ浴場と同じくらい大きなお風呂屋さんだったようで、今も一部が残っていて博物館になっています。時間がないので入りませんでしたが、中にはミケランジェロの回廊というのもあるんだそうです。ミケランジェロってシスティーナ礼拝堂以外にもローマでたくさん仕事したんですね。
ローマは古代とルネッサンスの文化が重なり合って、さらに奥の深い、まさに永遠の都。
機内から写真を撮るのが大好きなトーチャンは、狭くてもいつも窓際に座ります。今回も1週間お世話になったアパートが左の写真ではっきり見えるので、大喜び。地図が好きで、行く前に航空写真をよく見ていたからこそ「あ、あそこに!」、と数秒の間にそこを狙って写真が撮れたのですが。
右の写真の真ん中左の白くて丸いのはサッカー場で、土曜日にはマドンナのコンサートもあったんですよ。右下には楕円形のポポロ広場も見えます。
ローマはあんなにからっと暑くて青空だったのに、スタンステッド空港に付いたら冷たい雨
9月にしては異常に暑いローマと、記録的な低温だったロンドンの差は15度はあったでしょう、1週間ぶりにジャケットを着て、2時間掛けて帰宅。
私が足のマメで痛かったのととムスメの脚が虫刺されでボコボコに腫れた以外は全て順調で、充実した楽しい家族旅行となりました。
飛行機代も宿泊費もうんと安上がりで、大したものも食べなかったので、3人で1,600ポンドで済みました。一人10万円くらい。これなら度々行けそうです。娘が大学が忙しそうなのがネックですが。
やれやれ、ローマ旅行記事もこれでやっと終わり。帰ってきてから1ケ月以上もだらだら続きましたが、お付き合い頂いて、ありがとうございました。
書いてるうちは私にとってはある意味まだ旅行中だったわけで、記事を書くためにガイドブックを読み返して今更ながらの知識も増えたし、焦りながらも思い出を反芻し、I left my heart in Romeという気持ちの1ケ月でした。
終わった今もIt is still thereですが。
今回トーチャンは父親のローマでの足跡を辿ったのですが、それならばジーチャンが戦時中に駐屯してたナポリに行かなくちゃね。そしてジーチャンがナポリで何度も行ったところはオペラハウスだから、私も行きたい! (私はナポリ、ポンペイ、カプリ、ソレントと行ったことあるのですが)