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今回のミラノ行きの目的はスカラ座でのオペラ鑑賞だったので、それ以外のことはあまり重要視しなかったのですが、結局はあちこち歩き回って結構観光もしました。４人だとついタクシーに乗ってしまうので、メトロやトラムは使いませんでしたが。
幸い毎日お天気が良く、気温は結構低いのですが、気持ちのよい冬の日を観光を楽しむことができました。どんよりした空のロンドンから行くと、夏でも冬でもイタリアの青空は美しく見えます。
最後の晩餐
ミラノに行ったことはあっても、誰もダヴィンチの最後の晩餐を見たことがなかったので、できれば行ってみようと言うことになり、即予約を取って下さったのですが、２ケ月ほど前の手配だったのですが、すでに朝早くとか夕方しか残ってなかったそうです。８ユーロ。
私たちは午前９時４５分の予約でしたが、交通渋滞でタクシーが動かずにハラハラした後だったで（歩いたほうが早かったかも）、余計観られてよかったと感激。
多くの写真で見るよりも優しい色合いという印象でした。サンタ・マリア・デッレ・グラティエ教会の食堂なのですが、想像したよりうんと大きくて、１グループ２０名くらいだったのですが、あれだけスペースがあるのなら２、３倍の人数を入れてもいいのではないでしょうか。でも、お陰で１５分間ゆったり静かに鑑賞できた贅沢な時間でした。写真は撮れませんでしたが、これでミラノはとりあえず網羅した気持ちなので、もう二度と来なくてもいいかな。
ドゥオーモ
レース細工のような壮麗なゴシック大聖堂は何度見ても美しくて見惚れます。ちょっと前まで黒ずんでいたけれど、外観はすっかり垢を落として大理石が真っ白でまばゆい限り
以前も上ったことがあるのですが、屋根の上にもまた行きました。
屋上の陽だまりが気持ちのよい青空の日で、遠くに雪を被った山々も見えて、最高。
やっぱり又来てもいいかな、ミラノ。
ヴァレンタイン・デーだったので、赤いハート型の風船がたくさん置いてありました
スカラ座博物館
スカラ座の中にあるオペラ博物館で、オペラに興味の無い人には展示物はつまらないでしょうし、オペラ・ファンにとっても大したものはないのですが、見学の一部としてスカラ座に入れるのが魅力。シャンデリア豪華ロビーにも入れるしボックス席から舞台を眺めることもできるので、ミラノに行かれる方は、スカラ座の切符は高くて買えなくても、これは必見。
私たちはスカラ座自体には昨日も行ったし今夜も行くので省こうとしたけど、「ここを見なくちゃ駄目だ」という英語のできない係員の強硬な態度に促されて、また見学。でもやっぱり、オペラを観に来た人のざわめきや興奮がないと雰囲気出ませんけどね。
ヴィットリオ・エマヌエーレⅡ世のガレリア
ドゥオーモとスカラ広場を結ぶアーケードですが、ガラスのドーム天井もも広い床もゴージャスで素敵な空間です。パトロールするおまわりさんたちも皆ハンサムで立派。
洒落たお店やカフェが立ち並び、ここでゆっくりできたらどんなに優雅な気分になれることでしょう。と思いつつ、何度も何度も廊下として通り過ぎただけのせわしない私たちでした。
アンブロジアーナ絵画館 Pinacoteca Ambrosiana
ダ・ヴィンチ（楽師の肖像）、ボッティチェリ（天蓋の聖母子）、カラヴァッショ（果物籠）、ラファエロ（アテネの学堂のデッサン）が目玉のこじんまりしたギャラリーで、下手くそな作品もたくさん展示されてるので人気がないのか、閑散としてました。でも司教様の館は修復されて美しく、贅沢なのんびりさを味わえます。
すぐ近くにはPeckという有名な高級食材店もあり、中も見物。実は私が先回ミラノで泊まったのはこのすぐ隣のホテルだったので、懐かしさ一杯のエリアなのです。
モンテ・ナポレオーニ通り
ブランドのお店が立ち並ぶ高級ショッピング地域ですが、気後れしてとても中に入ることはできず、私には縁のない高級な世界。今回も寒い中、外から覗きながら歩いただけ。でもさすがにセンスがよくてイタリアらしいところは、ロンドンのボンド・ストリートより洒落てるかも。って、ボンド・ストリートにも縁がないのでよくわかりませんが。
そうだ、ファッションと言えば、驚いたのが、厚い毛皮のフル・コートを着てるご婦人がとても多かったこと。お金持ちがいるという以外に、すぐ近くに雪山もあるし、ミラノって寒い所ところなんでしょうね、きっと。ロンドンではそんな人まず見掛けませんよ。
今週はお出掛けが多く、ミラノ記事は遅々として進みませんが、記事はあと３つ（ホテルと食事、トリスタンとイゾルデ、コンサート）の予定です。
