(いまだにミラノ旅行記やってますが、観劇関連以外はこれが最後です)
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2月12日から2泊のミラノ旅行、行く前から気分的にゴージャスだったのは、ホテルのお陰です。
だって、4ツ星スーペリアという、普段の私にはとても縁のないようは高級ホテルだったんですもの、予約した時からワックワク
えっ、 このポンド安の折りに(ほとんど1ポンド=1ユーロですもんね)、そんな高いところに泊まれる余裕があるのかって?
あるわけないじゃないですか。
タネを明かせば、
ご一緒した中の一人がさるコネを持ってらしたので、特別にう~んと安いお値段にして頂けたってことです。
持つべきものはお金持ちだけでなくおコネ持ちの友人ですね。もうこれだけでミラノ行きの元は充分取れた思えるほどのお得な気分
このダブルルームに私一人で寝て楽ちんだったし、大きなベッドが(ほら、行きの空港で問題になったやけに小さなスーツケースなので余計に大きく見えるかも)が着物の着付けにもとても便利でした。JSTV(日本の衛星放も入ってたので、下らない他愛無い日本の番組をつい長々と楽しんで観てしまったし。
プールと言ってもこのサイズですから、日本の温泉によくある足湯ってとこですけどね。ま、どうせ私たちは時間がないのでデッキチェアでくつろぐ余裕もなかったし、私はずっと着物だったので例え少々時間があっても無理でしたからいいんです。
そして、クラシックな雰囲気のこのホテルの一番良い点は、なんと言っても抜群のロケーション。
ドゥオーモからもスカラ座からも歩いて2、3分という、これ以上は望めない理想的な場所でしたもんね。観光中も気軽にちょこちょこホテルに戻れたのは気分的に余裕ができていいものです。
ということで、宿泊は万歳三唱したいくらい恵まれてましたが、
食事はどうだったかと言うと・・・
初日はオペラの時間に縛られて全く中途半端になってしまい、苦労しました。
午後に着いて夕方早目に近くのカジュアルなカフェでとりあえず軽く済ませ、6時半からのスカラ座でワグナーの長いオペラへ。
終わったのが12時ですから、どこのレストランも普通に営業してるとは思わなかったけど、でもこれだけの都会なのだから、軽く食べたりワイン飲んでゆっくりするカフェとかあるのだろうと思ったら、さにあらず、街は真っ暗でとっくにおやすみなさいしてました。
腹がへったよ~、と困った私たちはホテルのフロントに尋ねて、かろうじてやってるレストランを予約してもらい、寒い夜道をさまよってやっと到着。結構ちゃんとしたレストランで、他に男同士のカップルがいただけで閉店寸前の様子。
そんなに重いものじゃなくてパスタくらいでいいと思ったけれど、残念ながらパスタは終了。でも、パスタはできないけどちゃんとしたメインコースなら作ってあげると不思議なことを言われて、私はミラノ風カツレツを注文。
大きなお皿いっぱいに広がる特大サイズ。上にロケットとトマトがたくさん乗ってるのでカツがよく見えないでしょうけど、こんな大きなカツ見たのも食べたのも初めて。これを全部真夜中に食べるのはかなりしんどかったけど、必死で頑張りました。友人が注文した魚は見た目も美しく美味しかったそうなので、そっちにすればよかったかも。
二日目のランチは張り切りました。唯一ちゃんと食べられそうな時間の余裕があるのはこれだけですから、ずっと前からレストランを予約。
一緒に行った中の一人がミラノに詳しいお友達に教えてもらって実際に行ったこともあるレストランで、都心からは少し離れてますが(と言っても帰りはぶらぶらドゥオーモまで歩いて行けた)、さすがローカルの人たちが殺到するだけあって、とても美味しくて、しかもワインも結構飲んだのに、お勘定間違えたんじゃないかと思うくらいリーズナブル
ビジュアルには拘らないカジュアルなレストランで、美味しいけど写真写りはよくなさそうなものがほとんどだったので写真は撮りませんでしたが、やっぱり口コミを信用するのがベストってことですね。それにこんなレストランはネットで宣伝する必要ないでしょうから、サイトもなくてご紹介もできませ~ん、です。たとえできても内緒ですけどね、フッフッフ。
その夜はスカラ座でのコンサートが10時には終わったので、それだったらどっかあるでしょう、と思ったら、これがまたさにあらずで、ホテルの近くの感じよさそうなカフェとかに目をつけていたおいたのに、早々に閉まってました。ミラノって夜更かししない街なのね。
夜は寒いミラノで昨晩のように歩き回るのも嫌だったので、とても空いてるってことは不味いかもしれないのはわかってたけど、ホテルのすぐ近くのどうってことのないレストランに入りました。そしたら案の定、「うーん、なんだかなあ・・・」というものばかりで、さらに大食いの私には辛いくらい量が少ないの。
いや、でもこれくらいでいいんです。
お天気も最高で、憧れのスカラ座でのオペラも素晴らしく、狙ったランチはリーズナブルで美味しかったですから、これ以上望んだらバチが当たりそうです。
4人共満足してハッピーな帰りの飛行機の窓からは美しい雪山と湖が見えて、さらに幸せ度アップ
灰色のイギリスにただいま・・・