<6月20日(土)>


ロンドンの日本大使館でお琴を弾きました。


外国人の中高生の日本語スピーチ・コンテストの余興として、演奏時間は11~12分と短かったですが、一人だけですから、今の私にとっては充分。今後は少しづつレパートリーを増やして、独奏をもっとできるようになりたいですが、リタイヤ後でしょうかね、それは。`


オペラ三昧イン・ロンドン   オペラ三昧イン・ロンドン
うちの庭ですが、竹垣が日本的でしょ?


着物は、はっきりした柄がいいだろうと思い、派手過ぎは承知で、学生時代に着ていた赤い花柄の綸子に。


小さなイベントだろうと思って行ったのですが、いかにも教育熱心そうな親子連れや先生、大使館の人、スポンサーさん方で軽く百人はいたのでびっくり。それに、大使館の中に入ったのは初めてなのですが、一番立派でパーティなどをする部屋が会場だったので、びびりましたよ~叫び


弾く前に英語でお琴について最低限の説明をしたのですが、大体何を言うかは一応考えてあったのですが、そういうことには全く慣れてない私、時々頭が真っ白になって、ちょっと予定とちがう展開に。次回はちゃんと原稿を書いて暗記しとこう。


オペラ三昧イン・ロンドン   オペラ三昧イン・ロンドン

 これまた立派な会議室が控え室でした      「kotoってのは中国から来たもので・・・・etc. etc..」  


曲は、高尚で小難しい古曲よりも、十代の少年少女でもしやわかり易いのにしようと、日本でお琴を習っている時に何度かお会いしたこともある坂本勉先生が約60年前に作曲した比較的モダンな①と②カナリアという曲にしました(誰も知らないでしょうが、自分の記録のために書ておきます)。題名通り、①降る雨と②カナリアがさえずる様子を描写した曲ですから、かんたんにイメージできて、知識も不要。


私にはチャレンジな曲だし、あがってしまったので間違えたりして四苦八苦でしたが、ソロ・デビューとしてはまあまあだったと思うことにしましょう。

ロンドンにはもっと上手な琴演奏者もいるのに、知り合いのツテで私が弾かせもらったことには感謝。緊張したけど楽しかったし、このために練習もできたのが一番貴重。


次に人前で一人で弾くのは3週間後。今日より上手に弾けるといいですが。今度は誰でも行けるイベントですので、また近くなったらご案内します。


オペラ三昧イン・ロンドン   オペラ三昧イン・ロンドン

  立奏台はトーチャンのお手製           



スピーチ・コンテストは3レベルで20人近くの子供たちが出場したようですが、私は初心者グループのしか聞かなかったので水準はよくわかりません。大人版コンテストは有名なのですが、このジュニア版も規模は結構大きそうで、一等賞は日本で開かれる世界大会に招かれるそうです。


オペラ三昧イン・ロンドン   オペラ三昧イン・ロンドン


終わりまでいたら日本食ビュッフェに参加できたのですが、荷物持ちとして一緒に来てくれたムスメがこの後出掛けるので、早々に帰宅しました。


行きはトーチャンが車で送ってくれたのですが、午後はデモ隊の行進のため道路封鎖になってしまったので、ムスメと地下鉄で帰りました。「キモノの女性が抱えている大きなものは一体何だろう?」と思われたでしょうが、どんな時でもジロジロ見る人はここにはほとんどいません(写真撮ってる人が一人いましたが)。私はよく日本でお琴を抱えて電車に乗りましたが、その時の方が露骨に物珍しそうに見られましたよ。着物で電車に乗る場合も同じで、日本の方が視線感じます。


さ、緊張イベントも終わったことだし、明日の日曜日はのんびりしよ~っと。


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