<7月10日(土)>


先週末のヴェローナ旅行のことをほとんど書く時間もないまま、忙しい1週間が過ぎた。ゼーゼーDASH!

オペラハウスに4回も行って楽しかったけど、書くことは溜まる一方ガーン


飛び飛びの順不同でぼちぼち行きますが、今日はヴェローナのアレーナについて。


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長い間の憧れのヴェローナのアレーナにやっと行けましたニコニコ


大きな野外劇場でオペラを観るのはそれだけで貴重な経験なんですが、なんといっても、それが古代ローマの遺跡ってとこが私にとっては特に重要。去年9月の家族ローマ旅行 で7泊もしてローマ中歩き回って以来、古代ローマ帝国に心酔してますので。


カメラ写真は7月3日(金)のトゥーランドットのものです。クリックで拡大しますので。


オペラ三昧イン・ロンドン オペラ三昧イン・ロンドン


去年6月のドレスデン旅行 に続いて今回もご一緒して下さった高月園子さんは南国にぴったりの鮮やかなグリーンのドレス。こじつけるのが好きな私は、チャイナ風ブラウスにしてみました。トゥーランドットの舞台は北京ですから。私が立っているのは楽屋近くなので、後ろのジーンズのお兄さんは出演者にちがいないですね。そうじゃなかったら、この顔、私には太刀打ちできないくらいのこじつけファンだわ。


オペラ三昧イン・ロンドン    オペラ三昧イン・ロンドン

白塗りの顔メークを終えて本番前に煙草休憩してる出演者が楽屋の外に座っていたので、高月さんと一緒に記念写真。


私たちは安い石段自由席なのでカジュアル服にサンダル履きの人がほとんどでしたが、真ん中の高い席のリッチな人たちはお洒落してる人も多くて、ゴージャスな雰囲気でしたわ。いつかあそこに着物で座りたいものです。今回は浴衣で行こうかしらと最後まで迷ったけど、石段はかなり急だし、ホテルも歩いて30分掛かるので、諦めましたが。


オペラ三昧イン・ロンドン    オペラ三昧イン・ロンドン

Arena di Veronaについて、詳しくは日本語ウィキペディア(→こちら )ででもご覧下さいなのですが、かいつまんで言うと、


紀元後30年には完成していたそうですから、アウグストゥス帝時代に着工したのでしょう、ローマのコロシアムより前に出来てたんですね。当時は2万5千~3万人くらい収容できたそうですが、今は4分の1くらいが舞台セットとして使われているし、オペラの客席は1万5、6千人。


1913年のヴェルディ生誕百年を記念してアイーダを上演して以来、二つの世界大戦中の数年間を除いてずっと毎年野外オペラを行っているとことですから凄いです。ってことは2013年は百年記念で超豪華顔ぶれのオペラとかやってくれるのかしら? 覚えとこ。



オペラ三昧イン・ロンドン
アレーナは私が想像したよりは小さくて(ローマのコロシアムのイメージがあったからかも)、豆粒のようにしか見えないのを覚悟していったけれど、舞台を横から見る席だと割と近くていいですよ。


私たちが座ったのは安い方から2番目の石席で27.5ユーロですが、写真で見える赤い鉄柵が境界で、左側はもっと安い石席(24ユーロ)、前は80ユーロくらいの固い椅子席。


私たちが買った石段D席とE席は自由席といってもセクションに分かれているらしく、正面セクションだと舞台から遠いですから、次に行くときは、横から見ることにはなっては確実に近くに座れる左側の一番安い席にするつもり。


そして、さっき言ったことと矛盾しますが、やっぱり石段に座る方がいいですね。2千年前のローマ人もこの同じ石に座ってお尻が痛いと文句言ったのかと思うだけで感激ですもん。


あ、でもご心配なく、貸クッションもありますので。3ユーロだそうです。私は最初の日はお尻で古代のロマンを感じたかったので借りなかったし、翌日は借りたかったけど満員御礼でクッション不足。

雨が降ったら5ユーロで雨ガッパも売りに来るし、安い席でも飲み物売りがしょっちゅう来てくれます。

上演中もおおらかな雰囲気で、飲み食いはもちろん、写真は撮り放題、お喋りしてる人もいるので、あまりカリカリしないで夕涼み気分で臨むのがいいかもしれません。


私たちは金曜日にトゥーランドット、土曜日にアイーダを観たのですが、アイーダの雷雨事件 雷はすでに書いた通り、開始が一時間が遅れたり途中で中断したりと散々な目に合いましたが、結局はほとんど観られたのでラッキーでした。


今年は異常気象みたいで、トゥーランドット、アイーダ、カルメンに出演中のmimitalyさんのブログによると(→こちら )、今まででちゃんと最後までできたのが5回、雨で中断したのが8回だそうです。昨日のトゥーランドットはなんと中断を繰り返して1幕を終えるのに3時間掛かったんですって(そこまでだとトゥーランドット姫は出て来ない)。1幕の最後までやらないと払い戻ししなくちゃいけないので、主催者側も必死だ。


ともあれ、野外オペラ体験は1974年のカラカラ浴場のアイーダ以来で(→こちら )、稲妻ピカピカだったからこそアイーダも思い出深いオペラになったし、ほぼ満足です。


オペラ2つのことは別に書きますね。写真も沢山撮ったし。


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