最初の2日間は家から一歩も出ませんでしたが、3日目の今日は浴衣でお出掛けしてきました。
昨日一昨日は寒いくらいでしたが、今日は適度に暑くて爽やかな北国の夏日。袷でもOKなくらい涼しいのですが、私は30年以上前に自分で縫った糸菊柄の浴衣にしました。折角自分で苦労してチクチクしたんですから、年に一回くらいは着たいですもんね。
赤い献上帯も実家から持ってきたもの。
友人宅でサロン・コンサートというか、少人数で演奏を披露するというイベントで、私もお琴を弾かせて頂きました。
着付けのA先生は辛子色に朝顔の浴衣 夏物でいなせなY氏と、きりっと渋い紬のさるさん
私が一番手でしたが、新しい曲を練習する時間がなかったので、こないだ大使館で弾いたのと(→こちら )同じ2曲「雨」と「カナリア」と、無難に「六段」。
お琴など見るのも初めての方には稀な機会として珍しい音楽を聴いて頂けたのではないでしょうか。
その後、クラシック・ギター、ピアノ、声楽の方々が続き、レベルは様々でしたが、
こうして少人数でも熱心に聴いて下さる方々の前で演奏するのは刺激になるし、
聴く側にとってもアットホームな雰囲気の中でまじかに生の音楽に接することができるのはとても贅沢なことで、食べ物も持ち寄って楽しい集まりでした。
A先生は、洋服に着替えて難しいピアノ曲を弾いて下さいました。
今日お伺いしたお宅は我が家からかなり遠くて、トーチャンに車で送ってもらうのも気がひけたので、一人で地下鉄で行きました。お琴は大きいけど軽いので、非力な私でも片手で担げるです。
幸いガラガラだったので、こうして座席に横に置けて楽でしたが、私は浴衣を着てたので、目撃した人はきっと、
「妙な格好の人が不思議なモノを運んでるけど、一体何だろう」
と首をひねったことでしょうねぇ