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さて、最後の日、ムスメが原宿の竹下通りに行きたいというので、「うへーっ、あんな目立ちたがりの変態ガキンチョが闊歩してる所へ・・・」、と私は顔には出さず(出てたかも)、心の中で「忘れちゃいけないよ、今回は全てムスメのためってことを」と今回何十回も思ったことをまた繰り返したんだけど、
結局竹下通りを一番エンジョイしたのはカーチャンでした
別行動した一時間、トーチャンはさっさと竹下通りを離れて代々木公園とオリンピックスタジアムに写真を撮りに。ムスメたちも竹下通りの凄い人出に圧倒されてか早目に済ませて歩いているうちにスパイラルビルの貴和製作所というアクセサリーのパーツのお店を見つけ、いつかモノ作りに役立ちそうな自然石をたくさん選んでいたようです。
私はというと、原宿で真っ先にひやかしにいくのは、そりゃ壱の蔵でしょう。メインストリートから少し入ったところにある和服古着さんで、ここだけはひっそりしてましたが、すぐに私にぴったりの掘り出し物めっけ!(こちら の右上の緑の訪問着)。日本では訪問着はちゃんとした所に行くときに着るので傷物はNGでしょうが、海外なら多少の汚れは大目に見ましょう。
私は若い子の着るような洋服も平気(狂気)で着るので、カジュアルでチープな洋服屋さんがたくさんある竹下通りはとても楽しめました。そっか、ここは一人で自由に歩き回るとエンジョイできる所なんだ。又行こうっと。ショッピングだけで手一杯だったので写真はなし。
日差しがギラギラと目も眩むよう良いお天気のこんな日は当然トーチャンが黙っていられなくてお決まりの「高い所に上るんだ」、になるわけで、去年行ったばかりの六本木ヒルズにまた強制的に連行されることになりました。
その前に、先回は休館日だった国立新美術館に寄ってみることにして乃木坂駅へ。
ここは常設展はなく場所の提供だけ。私は建物の見物が目的だし
時間もないので、ざっと中を見回してから地下のカフェテリアでお得意のお急ぎランチ。
(右の写真は後で六本木ヒルズから見た美術館)
この暑さの中7、8百メートル離れた六本木ヒルズまで歩くのはしんどかったですよ~ 六本木ヒルズを様々な距離から写真撮影したいトーチャンなのでタクシー使わせてもらえませんでしたもん。
さて、今回は知人に会うアポは全く入れなかった中で唯一の例外がブログ仲間でアメリカ在住のKimmyさん
。
お互い海外暮らしの私たちが折角同じときに東京にいるんだし、Kimmyさんは私たちの予定に合わせてどこにでも来て下さるということだったので、六本木ヒルズで待ち合わせて一緒に52階の展望階に行きました。
彼女が家族もBF君も英語で話せるのも助かったけど、考えてみたら私は今回日本で初めて日本語でたくさんお喋りできたわけで、日本にいるのにほとんど日本語話さなかったなんて妙だけど、久し振りの日本語が嬉しかったです。
トーチャンが一番喜んだのは、今日は屋上にも上れたことで、それが今回の日本滞在でベストだったんですって。
私は六本木ヒルズは3度目だけど、屋上がオープンだったのはこれが初めてで、ちょっと風が吹いてもすぐ閉鎖になってしまうらしいのを反映して、持って上がれるのは財布と携帯電話だけ。双眼鏡もコインロッカーに置いていくように言われました。
たしかにガラス越しではなく外の空気を吸いながら東京中を見下ろるのは気分爽快。富士山は見えなかったけど、横浜はよく見えました。
中国人アーチストの展示も一応ざっと見ていたら夕方になったので銀座に戻り、今度は私の希望でホテル西洋銀座近くのアンチックモールへKimmyさんも一緒に。
着物好きなKimmyさんとその中の古着屋さんを覗いてたら可愛い単衣のピンクの紬があり、どうみても20代女性向けなのでどうしようかと思ったけど、もうこれでほんとに最後だから後で後悔しないようにエイヤっと購入。
ロンドンからくり博物館なんて小さなお店が銀座にありました
Kimmyさんとお別れして、私たちは夕食タイム。最後はやっぱりお寿司がいいと皆が言うので銀座中央通りの玉寿司へ。先回日本に来た時も行ったお店だけど、銀座で他にリーズナブルなお寿司屋さん知らないので。
私は胃痛も収まって、いつも程ではないけど、まあ普通に食べられるようになってました。
翌日出発なので、早目にホテルに戻って荷作りをした後、名残惜しい最後の夜だから、トーチャンと二人で散歩に。
ムスメたちも同じことをしたらしく、彼らの行き先は新橋だったそうですが、私とトーチャンの足は西銀座から東京駅方面に向きました。
地下街は閉まってたし、レンガの東京駅は改修中でカバーされていてがっかりだったけど、エアコンを求めて入った新丸ビルには洗練された雰囲気の中あちこちにゆったりとした座るスペースもあり、静かな日曜日の夜、旅の終わりをしっとりと過ごしました
これでお終いですが、私が胃痙攣で調子狂った以外は全てスムーズにこなせた旅行でした。日本で私自身がしたいことはあまりできなかったけど、ムスメの楽しそうな様子がなによりもの喜びで、目的は充分果たせて満足すべき日本滞在となりました。