<10月10日(土)>


あちこち走り回って、スケジュールびっしりの土曜日、唯一心配だった交通機関も乱れもなく、予定通りに行動できました。


1まずは2時のBAFTA(British Academy of Film and Television Arts)のオフィスで「ガマの油」上演へ。この英国アカデミー賞のこの建物には一度入ってみたかったし、おそらくJALがスポンサーなのでしょうが、日本大使館に申し込んで無料で観せてもらえました。


それぞれの場面で何を表わしたいのかはわかる気がするけど、設定が不自然で無駄も多く、心に響くものがありませんでした。一番失敗だったのは、時を超える不思議な雰囲気が出せなかったことで、役所広司の監督デビュー作だけど、これを最初で最後の作品にして、役所さんは役者に徹したほうがいいかもダウン


それにしても、日本映画ってスケール小さくて、「こんなのテレビドラマにすれば充分じゃないの?」と思うものばっかり。



2地下鉄を乗り継いで7駅離れたバービカンへ。30分余りのウィリアム・クリスティ指揮者のトークの後、7時からパーセルの英語オペラ「ダイドーとエネアス」のセミ・ステージ上演。パフォーマンスについては又あらためて。

1時間足らずの短い作品なので、8時過ぎには終了。


オペラ三昧イン・ロンドン
3また地下鉄を乗り継いで5駅離れたコベンド・ガーデンへ20分ちょっとで駆け付けると、ちょうどカルメンの休憩時間になるところ。これでカルメンは4回目だけど(オペラ自体も私が観るのも)、皆さん相変わらずの絶好調。今日はアラーニャの目に光るものもちょっと見えた。


ガランチャ・カルメンのカツラは、アラーニャ・ホセとの乱闘シーンではアクションしやすいようにアップになってたけど、カーテンコールには下ろして登場。なるほど、そういう手もあったのね。どうでもいいことだけど。



オペラ三昧イン・ロンドン

オペラ三昧イン・ロンドン   オペラ三昧イン・ロンドン


オペラ三昧イン・ロンドン


一番右の赤い闘牛士衣装のおにいさんが私のお気に入り。ジプシー役も兼ねててフラメンコも踊るし、舞台でいつも誰かといちゃついてるのっぽ君。 クリックで拡大します。

ということで、3つ掛け持ちしたんですが、


実はもう一つ切符が買ってあったものがあったんです。


ご贔屓テノールの丸ちゃん(マルセロ・アルバレス)が出るメトロポリタンオペラ同時生中継のトスカで、先シーズンはROHに全く来てくれなかった丸ちゃんだから観たかったんですけどね。カルメン、トスカ、ダイドーの三つ巴の中で、マレーナ様のダイドーは絶対外せないので7時と9時と2回やってくれるのを両方切符を持っていたうちどちらにするかは、カルメンかトスカ次第。


結局、ギリギリまで迷いに迷って、やっぱり映像丸ちゃんより生アラーニャだわねという選択をし、カルメンに走ったのでした。


因みに、切符の値段は、ダイドーのかぶりつきが17ポンド、カルメンの舞台袖が14ポンド、トスカ中継は6回分まとめ買いしたので15ポンドで済んだけど、これだけ買ったら25ポンドもするのよ。映像中継のくせに一番高いんだから・・・。


お疲れ様。


明日の日曜日は家から一歩も出るもんか。



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