オペラ三昧イン・ロンドン

1月9日に映画Avatarを家族と観に行きました。


「CGと3Dを次のレベルまで引き上げた」という評判通り、技術的には驚くべき進歩で、「うぉーっ、映画テクニックもついにここまで来たか。10年後は凄いことになってるんだろうって興奮しちゃいました。


アバターのお話は白人対インディアンの対決というかつての西部劇にSF的要素をふりかけた程度だけど、娯楽映画の巨匠キャメロン監督らしく見せ所はディズニー映画的にではあってもきっちりオーソドックスに押さえるあり、架空の惑星をクリエイトした想像力も豊かでビジュアル的には極めて高得点。但し、上手く描けても生身の人間じゃないから顔の表情に深みのないのは仕方ないけど、同監督のタイタニック同様、台詞が洒落てないのが惜しい。


でも、技術面だけでも充分観る価値ありでお勧めです。この映画は義兄のつての無料招待だったのですが、観客は映画に携わる技術屋さんとその家族ばかりだったこともあり、終わった時には感嘆のざわめきと拍手が起こりました。こういうのは大画面で観ないと駄目ですからね。


映画

しかし、CGでここまでリアルに出来てしまうと、実際にモノを作るのが馬鹿馬鹿しくなるような気もして、それは大学の造形科でモノ作りを学んでいて将来は映画の小物作りにも携わる可能性の高いうちのムスメにとっては悪いことと言う見方もできるのかな、ともふと思いましたが、


そうではなくて、


将来CG映画が主流になるとは思えないし、こうした革新的な映画が出現することによって映画鑑賞人口が増えるのは喜ばしいことに違いないですね。頑張れ、ハリウッド!


そして、ハリウッド映画と言ってもイギリスで製作に携わることも多く、うちのムスメがjob experienceやアルバイトで働く会社で実際に手作りしたものが使われる映画が今年3本公開されます。


Prince of Persia (→こちら ) 邦題はプリンス・オブ・ペルシャ

Clash of the Titans (→こちら ) 1981年のタイタンの戦いのリメイク

Your Highness 大作ではなく、コメディだそうです


ムスメが手伝ったのは皮で作って金属にみえるようにしたarmour(鎧)ですが、たとえ一瞬しか出てこなくても、少しでも関わったというだけで格別でしょうから楽しみです。不況だとお手軽に楽しめる映画が活気を帯びるようだし、それもムスメにとっては良い状況かもしれません。


因みにムスメは今、卒業作品制作に忙しいのですが、自宅でやっているので、我が家の居間はまるで作業場です。


カチンコ私も今年はなるべく時間を見つけて他の映画も観たいと思ってます。子供の時から洋画が大好きで、西洋かぶれの私を親は心配してたでしょうが、リタイヤして時間ができたら再び映画三昧するのを楽しみにしています。

でもいつリタイヤできるかわからないし、やりたいことがあればそれまで待たずに今から実行に移さないと駄目ですよね。ということは充分わかっているので、すでに見切り発車でブログもはじめたしお琴も弾いたりして老後生活の基盤作りに励んでいるわけですが、他のやりたいこともなんとか時間を見つけて一つ一つ実行しなければ、残り短い人生あっという間に終わってしまいそうです。


                             人気ブログランキング   アート