ヴェニスのカーニバルらしい豪華衣装の美しい人たちの写真を楽しみにしてる方には申し訳ないですが、まずは私めのいでたちからスタートさせて頂きます。クリックで拡大します。


機会があればどこにでも着物で行こうとする椿姫さんのことだから、ヴェニスのカーニバルにもきっと場違いを承知で着物で参上したに違いない、と思ってらした方も多いことでしょう。


はい、その期待は裏切りませんでしたよ。
オペラ三昧イン・ロンドン     オペラ三昧イン・ロンドン

実は最後までどうしようか迷ったんですけどね、結局、折角の機会だから運搬等の不便は乗り越えて頑張ろうという気になり、日曜日だけですが一日着物で過ごしました。


ヴェニスの冬は寒いと聞いていたので黒いマントのようなショールを持参したのですが、日曜日は快晴でぽかぽかと暖かくて、こんな羽織も要らないような日になるとわかっていたら派手な訪問着にすればよかった、と思っても後の祭り・・・


でも、お祭りには酔っ払いとかもいるかもしれなくて(いませんでしたが)、どこから何が飛んでくるかわからないので無難に洗える安心セットになりました。案の定サンマルコ広場で物凄い人混みに揉まれたりもしたので、これでよかったような気もします。


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ショールを着ても柄が見える着物と長羽織にし、仮面も案外ぴったりだったので二種類被ってみました。お面は意外に安くて(顔半分のは10ユーロ前後)、普通の服の見物者でも被ってる人が多かったです。


羽織の下にたすき掛けしてるのは貴重品の入ったハンドバッグで、不恰好ですが、安全第一。

帽子や手袋は巨大ポケットである袂(たもと)に押し込み、携帯電話は胸元に入れ、切符類は帯に挟んで、着物の便利さを実感。

オペラ三昧イン・ロンドン
正統派の中世コスチュームの人がもちろん多いのですが、少数派であれ関係ない格好してる便乗組もいて、着ぐるみや映画キャラ、日本アニメのナルトしてる西洋人グループもいました。


私も雰囲気を損ねているそのドサクサ連中の一人なのですが、面白がって「写真撮ラセテ下サイ」と言ってくれる物好きも結構いて、気分良かったです。


中でも一番喜んでくれたのは、リアルト橋で会ったこのイタリア人家族ではないかしら。

一生懸命ジャパニーズ着物らしくなるようにカツラも衣装も手作りしてくれたなんて嬉しいじゃありませんか。お父さんも微笑ましいなんちゃってサムライ姿なんですよ。


というわけで、折角の一大コスプレ・イベント、見るだけじゃつまんないですから、正しい形ではないにせよちょっぴり参加したような気もして、満足じゃ~ニコニコ


                 

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