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ベルリンには一流歌手が出演するオペラハウスが2つあり、今回のベルリン2泊オペラ行脚ではラッキーなことに両方行けました。お目当て歌手がキャンセルしたりして意気消沈したものの、たとえ大した人が出なくても初めて入るオペラ・ハウスは浮き浮きワクワクラブラブで、予備知識ゼロだったので、目新しい観光としても楽しめました。


オペラ三昧イン・ロンドン
1まず最初の夜は、旧西ベルリンにあるベルリン・オペラ・ハウスDeutsche Oper Berlin


Deutsche Operという名の地下鉄駅だけあって、通路の壁タイルにずらっとオペラ作曲家の名前が書かれています。


駅を出るとすぐオペラハウスなのは便利なのですが、街の中心ではないので面しているのはだだっ広いだけの道路で、魅力的な雰囲気はありません。  

オペラ三昧イン・ロンドン
1961年の建物はただの箱ビルで、こちらの方が旧共産圏って感じでしょ?


オペラハウスらしい優雅さも華やかさもなく、変に新しいがためにすでに古めかしく、


「きゃーっ、これがベルリン・オペラ・ハウスなのっ!感激~! 写真撮ろっ!」


という気にもならず、観客の皆さんがそこそこお洒落したばかりだったおかげで雰囲気は品良かったロビーやバーでしたが、場所自体は美しくないので写真はゼロ。すみません。

オペラ三昧イン・ロンドン   オペラ三昧イン・ロンドン

1885席ですから観客席は広いですが、ベニア板のように見える壁のチープさとか建物の外見と同じ。最上階の私の席が64ユーロというのは、ロンドンROHよりは少々お安いってとこでしょうか。ROHのような横からの安い見切れ席はないし、壁が有効活用されてないのは勿体ない気がします。


ということで、いるだけで優雅な気分になる美しいオペラハウスではなくて失望しましたガックリ




2しかし、翌日行った旧東側のベルリン国立歌劇場Staatsoper Unter den Lindenはまさにそういう絵に描いたような典雅なオペラハウスだったので、嬉しくて写真撮りまくりっちゃいましたニコニコ


ウンター・デン・リンデン(菩提樹通り)という街の中心の優雅な大通りに面するロケーションも抜群です。
オペラ三昧イン・ロンドン

     オペラ三昧イン・ロンドン

         オペラ三昧イン・ロンドン
           左の黄色い蛇腹バスがいるのがオペラハウスです



第二次世界大戦の爆撃で破壊され、1955年に再建された古典的デザインで、約1300席というこじんまりと理想的な大きさです。私の席はまたもや最上階だったのですが、真正面ではなく少し横から見るのですが、ほとんど見切れることなく、舞台からもさほど遠くなく、これで33ユーロはお得です。


これぞオペラハウスという美しい空間でこのお手頃値段だったら、ベルリンなんて近いし時々来られたらいいなと喜んだのですが、残念ながら、もうすぐ修復工事で3年間閉鎖されちゃうんだそうです。

チェッ!折角、スカラ座に失望後、やっと良いオペラハウスを見つけたと思ったのに・・・むっ


オペラ三昧イン・ロンドン    オペラ三昧イン・ロンドン

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