日本の皆様は世の中に絶えて桜のなかりせば春の心はのどけからましという毎年恒例の心境でしょうが、ロンドンにもやっと春が訪れ、私も久し振りにのんびりとした週末を過ごすことができました
土曜日は疲れていたのでしょうか、珍しく朝寝坊をしてゆっくり休養し、午後はこれまた珍しく週末運行している地下鉄ジュビリー線でドックランドへ。金融の街カナリー・ウォーフは週末はがらがらかと思ったら、好天気のせいか結構な人出。川べりの散歩もいいだろうし、ショッピングモールもあるからでしょう。
私の目的はテムズ河を見下ろしながら泳げるプールのあるジム。
期待通り素晴らしい眺めで、プールの中から河が見えるのも気持ちよかったですが、陽の光がプールの床一杯にゆらめいてビューティフルったら!こんな爽快な水泳はないですね。
このジムはジャクチに打たせ湯まであって充実の施設なんですが、私にはちょっと不便なので二度と行かないかもしれないけど、ずっと行きたいと思っていたので、やっと行けて満足。
プールの次は地下鉄でちょっとのウォータールーに行き、ロイヤル・フェスティバル・ホールのコンサートを楽しみました。コンサートのことはまた書きますが、サウスバンクも春が来て嬉しそうな人が河ベリで日向ぼっこしてました。
あら、いつもの貧乏人コーラス席じゃなくて、正面なのね?
そうなんですよ。わけありの席ですが、こんな抜群の席に座れて、それだけで感激の巻でした。コンサートも良かったし、実に充実した半日でした。
日曜日は家族3人で映画へ行きましたが、こんな良いお天気の日は戸外にいたい人が多いのでしょう、大きな映画館に私たちも含めて5人だけ。
タイタンの戦いClash of the Titansですが、これを皆で観に行った理由は、ムスメがアルバイトで作るのを手伝った小物が出てくるからです。鎧の肩、手首、腰の部分の皮作品ですが、作業に実際に携わったモノがスクリーンに現れるのは嬉しいでしょう。ムスメはこれまでもウエストエンドのミュージカルや新作オペラのために色んなものを作ってますが(オペラは→こちら
)、これは多くの人が観てくれる大作映画ですから、考えるだけで親の私もワクワクです
映画は、ギリシャ神話のペルセウスが主人公のアクション映画ですが、ギリシャの青空と眩しい陽光はなくロード・オブ・リングズに色調も雰囲気も似たダークさで、★★★☆☆平均的な出来。駄作ではないですが、特にお勧めもしません。
CGは素晴らしいのですが、俳優がイメージとはちがうのが私にとってはマイナス点で、ペルセウスのサム・ワーシントンは「アバター」は悪くなかったけど、この役にはオーストリラリア鈍りの坊主頭の彼でなく、もっと古典的ハンサム俳優に格調高く演じて欲しかったです。せめて違うヘアスタイルにしないと、アバターと同じに見えてしまうし、アンドロメダ姫ももっと美人がいるでしょうに。それに、天馬ペガサスが黒馬かよ
尚、私たちは3Dで観たのですが、元々3Dで作ったものではないらしく、かなり手抜き3Dなので、2Dでも充分。
早く終わらなきゃと焦るベルリン記事も大体できたので、追々アップしますね。