<4月16日(金)>
胆嚢摘出手術から2ケ月しか経ってないのに、今日また全身麻酔を受けました。子宮のポリープを切ってもらったんです。必ずしもプライベート病院が良いわけではないことは先回わかったので、今回は我が家の近くのナショナル・ヘルスでやってもらったのですが、アポも早く取れたし全てスムーズに進み満足。半日で帰宅でき、痛みもなく順調です。この年になるとあちこちガタが来るのは仕方ないんでしょうが、とりあえず健康面での懸念は無くなった筈なので、これからはパワーアップして頑張らねば。
やっと最後のベルリン記事がアップできます。
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今回のベルリン2泊旅行は2回のオペラが目的で観光はちょっぴりしかできませんでしたが、ざっと写真だけアップすれば雰囲気だけでもわかって頂けるかも。写真はクリックで拡大します。
文字通り、西も東もわからない(差がないので)ベルリンでしたが、奥の深そうなヨーロッパ有数の大都会で、今度はトーチャンを連れてってあげたい所です。
<3月20日(土)>
昼前に空港に着いたのですが、昨夜はスタンステッドのホテルの部屋のきしむ音がうるさかったし上に早朝フライト便だったのでほとんど寝てなくてしんどかったので、カフェでソーセージ三昧ランチを食べてから夜オペラに行く前にホテルの部屋で少し休息。オペラで寝ちゃったらなんのこっちゃですもんね。
ベルリンと言えば壁なのですが、持って行かれてほとんど残ってはいないようで、私が見たのもポツダム広場のここだけ。
落書きだらけの壁が少しだけ残っているだけですが、しっかり観光地になっていて、記念写真用の兵隊さんと、「パスポートに東ドイツのスタンプ押してあげますよ」などという(そんなことしていいの?)、一体ホンモノなのかどうかもあやしい妙な所でしたわ。
<3月21日(日)>
ちょっと遠出できるとしたらこの日しかなくて、できれば隣町ポツダムにあるサンスーシ宮殿に行きたかったのだけれど、生憎の雨。こんな日は博物館に行くしかないのですが、幸い大都会ベルリンには博物館がたくさんあり、しかも博物館島というシュプレー川の中州の一角に固まってあるのはありがたいことで、共通券で全部は無理だけど、5つのうち4つ入館。
ペルガモン博物館 Pergamon Museum
一番のお目当てのペルガモン博物館に最初に行き、ここはじっくり見学しましたが、大英博物館もまっつぁおになりそうなくらい大規模の古代建築物と美術、工芸品の充実ぶりは凄くて、特に大階段のあるペルガモン神殿は圧巻。
一つだけしか行く時間がないのであれば、古代文明に興味がなくても絶対ここがお勧めですから。
旧国立美術館 Alte Nationalgalerie
フリートリヒなどのドイツロマン派の絵画がよかったですが、ルノワーツ、モネ、セザンヌとかもあり、これもロンドンのナショナル・ギャラリーよりも上かも。
マネのIn the Winter Garden
新博物館 Neues Museum
古代の彫刻や絵画などの展示のうち最大の売り物は紀元前1350年頃のエジプト王妃ネフェルティティ(→日本語ウィキ
)の美しい胸像ですが、これだけは写真撮影禁止。撮影可にすると絵葉書とか売れなくなるからでしょうか?
エジプトからの返還要求が悩みの種らしく、それはパルテノン神殿の遺産でギリシャから泥棒呼ばわりされてる大英博物館と同じですが、大事に保管してあげてるのに御礼も言わないで失礼じゃないですか?
時間がなくなってきたので急ぎ足でしたが、次回はゆっくりと見学したいものです。
ボーデ博物館 Bode Museum
せっかく共通入場券を買ったんだから、ちょっとだけ中に入ってみましょうってことで5分くらいいただけなので何が展示されてるかすらわかりませんが、美しい外見に見合う壮麗な内部でありました。
はい、じゃあ雨の中歩いて10分のホテルに戻ってオペラに行く支度しなくっちゃ、と雨に濡れた石畳がヨーロッパらしくて素敵な地域を後にしましたが、ドイツの底力を見せられて唸った午後でした。
<3月22日(月)>
昨日とは打って変わった青空の月曜日。帰りの飛行機は午後なので、昼過ぎまでお散歩しましょう。
まず、ホテルで朝食食べたばかりだけど、有名なバームクーヘン屋さんでお茶しましょ。
バームクーヘンって日本の方が普通に売ってるに違いないですが、ここはベルリンには何度かいらしてるstmargaretsさんが今回どうしても行きたい所ということで、もご一緒させて頂きました。
バームクーヘンは大好物の私、家族への日本からのお土産は大抵バームクーヘンだし、今回も勿論買いました。嵩張るけど(真ん中の穴が勿体ないが)、そのために荷物を少なくして来たわけだし。
次回のために情報残しとこみゃあ
Buchwald
Bartningallee 29,10557 Berlin
030-3915931
9:00-18:00(月~土) 10:00-18:00(日、祭)
無休
Sバーン Bellevue駅
Bus 123
この後は、ベルリンは初めての私と東ベルリン時代にいらしたことのあるdognorahさんの二人で歩いたのですが、青空だと街の印象もうんと良くなるので写真たくさん撮りました。
スタート地点はベルリン中央駅。そう言えば、ベルリン中央駅というベルリン情報満載のブログ(→こちら )をなさっている方とオペラハウスでお会いしました。
連邦議会議事堂は、イギリスの建築家サー・ノーマン・フォスター氏の設計で、ガラスのドームにも入れるのですが、凄い人気のようで長蛇の列
ベルリンに来たらここには絶対行かなくちゃ、という東西分断の象徴であるブランデンブルグ門は18世のプロイセン王国の城壁門。の裏側には壁による犠牲者追悼の十字架が何十も。
優雅なウンター・デン・リンデン通り(菩提樹通り)にはもオペラハウスが二つあり、↑は大した歌手は出ないベルリン・コーミッシュ・オペラ、下はトリスタンとイゾルデを観た有名なStaatsoper unter den Linden。
月曜日は美術館博物館が閉館か無料のどちらかのようで、あることさえ知らなかったこじんまりしたグッゲンハウム美術館が今日は運よく無料なのでじっくりお邪魔し、どでかそうな歴史博物館はちょっと踏み込んだだけ。今日はお天気が良いから暗い所にはいたくないでしょ。
← 遠くにあるタワーはトーチャンと来たら真っ先に上るにちがいないので、その時まで取っておきましょう。
大聖堂は入場料が必要でしたが、折角だから中が見たいですよね。
1ケ月近く掛かってやっと記事を書き終えてやれやれだけど、これで私のベルリン旅行も終わってしまって淋しい気もします でも、今回は良い下見になり資料も色々もらって帰ったので、次はトーチャンと観光中心で歩き回るつもり。